2021年5月18日

【あくまでも参考に】東急電鉄が2021年度鉄道設備投資事業計画を発表

2021年5月14日、東急電鉄が中期3か年経営計画に基づく新・中期事業戦略の策定のなかで2021年度鉄道設備投資事業計画を発表しました。今年度投資額は約435億円となります。

【車両面】
▲今年度は9編成(90両)が増備される2020系。これで古参車両の8500系を置き換えていく。
▲置き換えが進む8500系。完全消滅も近いだろう。なお帯色が異なるのは8637Fのみである。
▲今後の展開次第では他路線への“Q SEAT”車両の拡充もあり得るかもしれない。

車両面では2020系9編成(90両)を増備し8500系を置き換えます。8500系も直近では8629Fが廃車除籍となり、だいぶ数を減らしてきましたので、いよいよ置き換えの完了が近づいてきています。置き換えが完了すると東急電鉄の車両運用であるK運用はすべて2020系または5000系での運転となります。また目黒線車両(3000系、5000・5080系の一部)には車内LCD式旅客案内表示器の設置が進められており、相模鉄道新横浜線直通対応工事を施工された車両には車内LCD式旅客案内表示器が設置されています。なお5000・5080系5181F・5182Fも相模鉄道新横浜線直通対応改造工事施工で車内案内表示器が更新されるものと思われます(LED式からLCD式に更新か)。また大井町線6000系6101F・6102Fおよび6020系6121F・6122Fに連結されている有料着席サービス車両『Q SEAT』ですが、今後の他路線への拡充に向けて検討を深めていくようです。

【設備面】
設備面では目黒線8両編成化工事(2両分のホームドア増設など)が進められているほか(3020系は現時点で付随車以外の6両で運用中、東京都交通局は当初からの8両固定編成として6500形が新製されている)、目黒線奥沢(MG-07)に南北を繋ぐ連絡デッキ設置、同駅上り線に新たに待避線の整備、池上線長原(IK-06)のリニューアル工事(木材を使用した『木になるリニューアル』)、東横線都立大学(TY-06)の外壁補強工事とホーム上家延伸工事などをそれぞれ実施します。