2021年5月27日

【サロハはそのまま】東日本旅客鉄道E257系5000番台宮オオOM-91編成、所属先へ配属

2021年5月25日、東日本旅客鉄道長野総合車両センターに入場していたE257系0番台長モトM-105編成が新たに5000番台宮オオOM-91編成に改造されて出場し、自走回送で大宮総合車両センターに配属されました。0番台から改造の波動輸送向け5000番台は初めてです。
▲波動輸送用でE257系0番台改造の5000番台が登場した(写真は宮オオOM-91編成の種車である元長モトM-105編成)。ペニンシュラブルーの2000番台とは異なり4号車(元8号車)は半室グリーン車(サロハE257形)のままである。半室グリーン車を残したということは臨時快速列車のほかに臨時特急列車にも充当される可能性はある。
▲唯一のE257系0番台である長モトM-111編成。この編成の転用改造をもって0番台自体と松本車両センターからE257系の配置がすべて消滅することになりそうか。

波動輸送向けE257系5000番台宮オオOM-91編成はクハE257-5105+モハE257-5005+モハE256-5005+モハE257-6505+サハE257-5005+サロハE257-5005+モハE257-5105+モハE256-5105+クハE256-5005となっており、電動車の制御装置が更新されているほか、ハイフン以下の番号には5000が追加されています。4号車(元8号車)に連結されている半室グリーン車(サロハE257形)はそのままとされており、全車グリーン車に改造されている2000番台とは異なります。クハE257-5105(元クハE257-105)に設置されていた幌は撤去されていますが連結器自体は残っています。このため物理上は5000番台と5500番台の連結は可能ですが、幌がないため編成間を移動することは不可能と思われます。基本的には豊田車両センターに常駐している同系列500番台千マリNB-10編成~千マリNB-12編成と同様に単独充当となりそうです。半室グリーン車を残しているため、様々な臨時特急列車への充当が可能になりますね。

ちなみにE257系0番台は長モトM-111編成が唯一残っていますが、こちらもいずれは5000番台宮オオOM-93編成として改造される可能性があるものと思われます。