2021年5月2日

【10号車は子育て見守り車両】小田急電鉄3000形3095F(10両固定編成)が『子育て応援トレイン』に

2021年5月2日の1013レ(土曜休日E39運用・小1052←大1001)より、小田急電鉄が3000形貸切広告編成の3095Fが『子育て応援トレイン』として運転を開始しています。30日まで運転され、運転時刻は『小田急の子育て応援ナビ』ホームぺージに掲載されています。
▲『子育て応援トレイン』に起用された3000形3095F。クハ3095は『子育て見守り車両』として設定されている。運転ダイヤは『小田急子育てナビ』に掲載されている。

これは「(列車内で)子どもが突然泣き出してしまうかもしれない」(すなわち子どもが列車内で泣き出すと他の乗客から子の親に向けて冷たい視線を向けられる可能性がある、ということ)などの不安は子連れの乗客が列車利用をためらってしまう要因のひとつと考えられます。ここで『赤ちゃん連れのお出かけは“小さなお引っ越し”です』というフレーズのもと、子育てをしている方に寄り添いたいという想いから“LOVE for BABY”のプロジェクトのひとつと実施されるものです。中吊り広告に『赤ちゃん連れのお出かけは“小さなお引っ越し”です』と書かれたポスターなどで列車を利用する子育て層の気持ちなどを掲示します。さらに新宿(OH01)寄りの10号車のクハ3095(車椅子のほかベビーカーが利用できるスペースを設置する車両)は10時から16時までのあいだで『子育て見守り車両』として設定したうえで、側面窓に1号車の女性専用車と同様に『子育て見守り車両』のステッカーを掲出します。ただし『子育て見守り車両』の設定は女性専用車の設定時間外となっているほか、どなたでも乗車することはできます。子育て見守り車両のみ、床面部分や乗務員室寄り壁面にも装飾が施されるようです。

鉄道車両の車内で子どもが突然泣き出して、その親と他の乗客とのトラブルになるケースも少なくありません。もしそういう状況に出くわしたとしても、冷たい目線は向けずに寛容な心で見守ってあげるようにしましょう。なお『子育て応援トレイン』の運転予定時刻については『小田急の子育て応援ナビ』ホームぺージを参照してください。ただし子育て見守り車両が設定される時間帯の列車のみ表示されます(朝晩の充当列車は公表されない)のでご注意ください。