2021年5月1日

【17000系初の8両固定編成】東京地下鉄17000系17181F(8両固定編成)が近畿車輛を出場、甲種輸送される

2021年4月30日より、近畿車輛で製造された和光検車区配置の17000系で初の8両固定編成となる17181Fが出場し、搬入先となる綾瀬検車区まで甲種輸送されています。同系列の8両固定編成は副都心線専任の7000系の置き換えで導入され、全15編成が登場します。
▲有楽町線・副都心線向け和光検車区所属の17000系に初めて8両固定編成が登場。7000系と同様に副都心線専用となりそうか。
▲7000系8両固定編成はもともとは10両固定編成から改造されたもので、15編成(120両)が在籍する。10両固定編成の置き換えが完了した後に本格的に8両固定編成も置き換えられそうだ。

10両固定編成はすべて日立製作所笠戸事業所で製造されましたが、8両固定編成は近畿車輛での製造となっています。編成は8号車側(副都心線内基準で渋谷(TY-01,F-16)寄り)から17181+17281+17381+17481+17781+17881+17981+17081と組成されており、百の位の5と6(同系列10両固定編成の付随車2両分)が欠番となっています。パンタグラフとVVVFインバータ制御装置は17281、17481、17781、17981に搭載されており、電動車と付随車の比率は4M4Tと思われます。10両固定編成の付随車2両分を省略したため、珍しく電動車が連続しています。制御装置は10両固定編成では三菱電機製のSiC素子(PMSMモーター)であるのに対し、8両固定編成では形状が変更されており、日立製作所製のSiC素子となっているものと思われます。10両固定編成の番号に80がプラスされているため、17181F~17195Fが登場するものと思われます。7000系は登場当初から副都心線対応改造前(副都心線対応改造から外れて廃車・インドネシア譲渡となった編成を含む)まで全編成が10両固定編成であったため、10両固定編成と8両固定編成の編成番号は一切分けられていませんでした。7000系と同様に8両編成を表す“8 CARS”ステッカーが貼付されるのでしょうか。今後の動きが楽しみではありますが、7000系8両固定編成の動向が気になりますね。