2020年9月17日

【編成単位で初】小田急電鉄1000形1054Fのクハ1054・デハ1004が大野総合車両所から北館林荷扱所へ陸送される

2020年9月17日、小田急電鉄1000形で初めて編成単位での廃車除籍となった1054F(クハ1054+デハ1004+デハ1104+クハ1154)のうち上り方2両のクハ1054とデハ1004が車体を分割されたうえで大野総合車両所から北館林荷扱所まで陸送されました。
▲編成単位で初めて廃車除籍となった1000形1054Fが旅立った。元1081Fの6両が廃車となった時点で同形式の一部の編成を5000形の新製投入で代替し、改造費用を抑える方向性にしたか。こうなるとワイドドア車以外の1000形も油断できないだろう。

この陸送は北館林荷扱所での解体処分のためと思われます。最初に廃車となった元1081Fでは付随車を除き2両分ずつを3回(クハ1081・デハ1031、デハ1131・デハ1331、デハ1431・クハ1481)に分けて北館林荷扱所へと陸送されたため、今回の1054Fでも元1081Fと同様に2両分ずつを2回(クハ1054・デハ1004、デハ1104・クハ1154)に分けたうえで陸送する形になったものと思われます。陸送前には制御装置など床下機器の撤去が行われました。これで1000形の廃車は1054Fで合計11両となり、全体の在籍両数は185両(最盛期196両)となりました。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2020年9月15日現在 合計185両/全体196両(改造中を含む)
青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(リニューアルされていません)

*4両固定編成…15編成(60両、リニューアル28両、レーティッシュ16両)
内訳…1051F・1053F・1057F1058F1059F1060F1061F・1062F・1063F1064F1065F1066F1067F・1068F・1069F

*6両固定編成…10編成(60両、ワイドドア36両)
内訳…1251F・1253F・1254F・1255F・1751F・1752F・1753F・1754F・1755F・1756F

*10両固定編成…6編成(60両、リニューアル50両、大規模改造20両)
内訳…1091F・1092F・1093F1094F1095F1096F
※1095Fの種車は元1056F+元1256F、1096Fの種車は元1052F+元1252F。

*改造中…5両(10両固定編成改造およびリニューアルを予定)
内訳…元クハ1055・元デハ1005・元デハ1105・元サハ1181・元サハ1381

*廃車確定済…11両
内訳…1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)・元クハ1155・元クハ1081・元デハ1031・元デハ1131・元デハ1331・元デハ1431・元クハ1481