▲編成単位で初めて廃車除籍となった1000形1054Fが旅立った。元1081Fの6両が廃車となった時点で同形式の一部の編成を5000形の新製投入で代替し、改造費用を抑える方向性にしたか。こうなるとワイドドア車以外の1000形も油断できないだろう。
この陸送は北館林荷扱所での解体処分のためと思われます。最初に廃車となった元1081Fでは付随車を除き2両分ずつを3回(クハ1081・デハ1031、デハ1131・デハ1331、デハ1431・クハ1481)に分けて北館林荷扱所へと陸送されたため、今回の1054Fでも元1081Fと同様に2両分ずつを2回(クハ1054・デハ1004、デハ1104・クハ1154)に分けたうえで陸送する形になったものと思われます。陸送前には制御装置など床下機器の撤去が行われました。これで1000形の廃車は1054Fで合計11両となり、全体の在籍両数は185両(最盛期196両)となりました。
【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2020年9月15日現在 合計185両/全体196両(改造中を含む)
※青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(リニューアルされていません)
*4両固定編成…15編成(60両、リニューアル28両、レーティッシュ16両)
内訳…1051F・1053F・1057F・1058F・1059F・1060F・1061F・1062F・1063F・1064F・1065F・1066F・1067F・1068F・1069F
*6両固定編成…10編成(60両、ワイドドア36両)
内訳…1251F・1253F・1254F・1255F・1751F・1752F・1753F・1754F・1755F・1756F
*10両固定編成…6編成(60両、リニューアル50両、大規模改造20両)
内訳…1091F・1092F・1093F・1094F・1095F・1096F
※1095Fの種車は元1056F+元1256F、1096Fの種車は元1052F+元1252F。
*改造中…5両(10両固定編成改造およびリニューアルを予定)
内訳…元クハ1055・元デハ1005・元デハ1105・元サハ1181・元サハ1381
*廃車確定済…11両
内訳…1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)・元クハ1155・元クハ1081・元デハ1031・元デハ1131・元デハ1331・元デハ1431・元クハ1481