2020年9月11日

【様々な車種で】小田急電鉄小田原線でTASC試験に伴う試運転列車が運転される

2020年9月上旬より、小田急電鉄小田原線の新宿(OH01)~成城学園前(OH14)間で様々な車種を用いてTASC関連の試験が実施されています。9月4日には予備車扱いで喜多見検車区に留置されていた1000形1096F(10両固定編成)が使用されました。
▲1000形リニューアル車のほかに3000形、5000形、8000形(写真は8058F+8258F)、8000形4両固定編成+3000形6両固定編成など様々な車種や組み合わせを用いてTASC試験が行われている。このうちの8058Fは通常の相方である8258Fとだけでなく、3000形3261F(川崎重工業2次車)とも組んでTASC試験に使用された。

これは全線で1日の利用者が10万人を超える各駅を中心にホームドアの導入が進められており、今年は下北沢(OH07)の急行線ホーム(1番・2番ホーム)、登戸(OH18)の下りホーム(1番ホーム・2番ホーム)に設置される予定となっていますが、それに加えて各形式車両へのTASC設置が進められており(2代目5000形は新製当初から搭載している)、TASCの性能確認を行うために喜多見検車区に予備扱いで留置されている編成(現時点では10両編成)を用いて成城学園前~新宿間(ただし代々木上原[OH05]~成城学園前間は緩行線)で試運転を実施している状況です。特に写真の8000形8058Fは普段組んでいる8258Fとだけでなく、3000形3261Fと連結して、前回の8000形8057F+3000形3257Fと同じように8000形と3000形の併結パターンで小田原線で試験しているようです。一部ロマンスカーにもTASCを設置しているものもあり、いずれはロマンスカーでもその試験が行われるでしょうか。