2020年9月30日

【引退から約8年】小田急電鉄ロマンスカー“HiSE”10000形デハ10001がロマンスカーミュージアムに搬入される

2020年9月27日、小田急電鉄ロマンスカー“HiSE”10000形10001Fの上り方先頭車11号車のデハ10001が大野総合車両所で車体洗浄作業などの整備を経て、4両固定編成の1000形1068Fが押す形で海老名検車区に回送され、28日に搬入準備ののち、29日にロマンスカーミュージアムへと搬入されました。
▲2012年3月に初代5000形(4両固定編成・6両固定編成)とロマンスカー”RSE”20000形とともに引退して約8年が経つロマンスカー”HiSE”10000形のデハ10001、ついに歴代車種が待つロマンスカーミュージアムに収容された。
▲後ろから押す形で保存車両のデハ10001を海老名検車区に導いた1000形1068F。これは先に搬入されたロマンスカー”LSE”7000形7003Fのデハ7003と同じく連結面に連接台車がある関係で、牽引での輸送ができないためである。

今回輸送されたロマンスカー“HiSE”10000形のデハ10001は10001Fの新宿(OH01)寄りの展望座席のある先頭車であり、同編成は2012年3月ダイヤ改正前日まで運用されました。最盛期は4編成(44両)が在籍し、うち2編成(元10021Fと元10061F)が2005年にデビューした“VSE”50000形に置き換えられ、長野電鉄1000系として譲渡・運用されており、4両編成に短縮されているものの現役時代さながらの姿を見ることができます。なお私はたまたま9月28日に会社に出勤するタイミングがあり、相模鉄道から東日本旅客鉄道埼京線への直通列車を待っている合間に見れたのでキャッチしました。これで現在もロマンスカーミュージアムに搬入されていない形式はロマンスカーでは”NSE”3100形と“RSE”20000形になるでしょうか。