2020年9月12日

【姿を一新】相模鉄道10000系10701Fが3代目“YOKOHAMA NAVYBLUE”塗装に

2020年9月11日、相模鉄道10000系のトップナンバーの10701F(10両固定編成)が3代目塗装の“YOKOHAMA NAVYBLUE”への変更とリニューアル更新工事を施工され出場、かしわ台(SO-17)~相模大塚(SO-15)間で試運転を実施しました。
▲“相模鉄道のE231系”である10000系10701Fが3代目“YOKOHAMA NAVYBLUE”になり本線に久しぶりに姿を見せた。リニューアル更新工事により外観も大きく変わり、一見すると11000系と見間違える人も少なくないかも?
▲10000系10701Fのリニューアルで3代目塗装の車種は数を減らしている7000系を除くと8000系(写真)、9000系、10000系、12000系、20000系の5系列となり、残るは11000系のみとなる。11000系もトップナンバーの動向が注目されそうか。

10000系10701Fは2019年10月に東日本旅客鉄道長野総合車両センターへと輸送され、制御装置を更新して出場、このときは2代目塗装のままでした。かしわ台車両センターに戻ったあとも2代目塗装のままで誘導障害試験など試運転を実施していました。そのあと今年度の事業計画で10000系1編成が3代目塗装になることが発表され、今回制御装置を更新された同編成に施工され、今日までに至りました。

リニューアル内容としては外観上は塗装変更のほか、車番や前照灯の移設変更(なお前照灯は従来のタイプからLED式に交換)、種別行先案内表示器をフルカラーLED式(列車番号表示と一体化したもの)に変更されました。ドアステッカーはそうにゃんのものから変更されており、8000系および9000系リニューアル車、12000系、20000系と同じです。内装の詳細は不明ですが、少なくとも座席モケットや吊革(従来から卵型へ)の交換を実施した可能性があります。ただ8000系8709Fのように内装の改造内容を抑えているものと思われ、車内のLED式旅客案内表示器は存置されているものと思われます。今後11000系のリニューアルのときには前照灯の位置や種別行先案内表示器を改造する必要がないものと推測され、改造内容はさらに最低限のものとなりそうです。

リニューアルされた10000系、よく見ると前照灯の位置が変更され、種別行先案内表示器が変更されているため、車番を見ない限りは塗装変更された11000系と見間違えてしまうのではないでしょうか。ただ“YOKOHAMA NAVYBLUE”の塗装に車番がはっきりと白色で書いてあるので分かると思います。それ以外で11000系と異なる部分は運転席直後の旅客用扉と2番目の扉の間隔であったり、旅客用扉の窓の形状、車外スピーカーの有無などです。10両固定編成の2代目塗装は10702Fと10708Fのみとなります。