2020年9月3日

【試験本格化へ??】小田急電鉄4000形4054F、乗り入れ先路線でのATO試験に使用される

2020年9月1日、小田急電鉄4000形4054Fが東日本旅客鉄道常磐緩行線でのATO(自動列車運転装置)導入に向けた試験を綾瀬(C-19,JL-19)~取手(JL-32)間で行いました。8月のときはラストナンバーの4066Fが貸し出されていたため、2007年度に登場した編成が同線でのATO試験の試運転に使用されるのは初めてのことです。
▲常磐緩行線でATO試験を行った4000形4054F。運用番号はかつて直通運用の運用番号として使用されていた“95E”を表示した。
▲お盆休み明けのATO試験に使用されていた4000形4066F。

8月16日からの約1週間にわたって4000形4066Fが松戸車両センターに貸し出されたことをきっかけに同形式を試運転に使用しているものとみられます。同形式の定期運用(C運用)には東京地下鉄の綾瀬検車区出入庫(一旦入庫も含む)があるため、その再出庫までの間を利用してATO確認のための試運転を行っている可能性もありますね。いずれは16000系やE233系2000番台でも同様の試験を行う可能性がありそうで、今後の動きが注目されますね。