2025年3月4日、総合車両製作所横浜事業所で製造された東急電鉄9000系(9020系を含む)を置き換えるための新型車両である6020系の5両固定編成バージョンとなる6151Fが出場し、長津田検車区へ向けて甲種輸送が実施されています。.JPG)
▲6020系はこれまでに急行列車専用の7両固定編成2編成(6121F・6122F)が存在するが、今回はその5両固定編成バージョンが初登場だ。1号車の車番が『6151』とあり、6151Fとなりそう。なお5両固定編成では3号車の”Q SEAT”車両(転換クロスシート)と4号車の中間付随車を除外した編成組成で2号車・4号車にパンタグラフが搭載されている。.JPG)
▲2020系列の製造は実に2150F以来となる。同系列では7両(6020系)、8両(3020系、就役当時は6両)、10両と比較的長い編成が製造されてきたが、ここにきて同系列では最短の5両となっている。.JPG)
▲9000系と元2000系の18編成がいよいよ置き換えとなるが、それに先立って9005Fが早くも撤退となった。一部編成が西武鉄道への譲渡が予想されているが、残存編成の部品取りの可能性もあり、解体の可能性もゼロではない。
6020系で初の5両固定編成は30が追加された50番台の区分がなされており、大井町(OM-01)寄りからクハ6151+デハ6251+デハ6351+デハ6451+クハ6551と組成されています。大井町線全駅と直通先路線となる田園都市線全駅にホームドアが設置済みであるため、転落防止幌の設置自体は省略されています(6020系の2編成では撤去完了済み)。集電装置となるシングルアームパンタグラフはデハ6251に1基、デハ6451に2基が搭載され、7両固定編成でいうと3号車の転換クロスシート車両の”Q SEAT”と4号車の中間付随車を除外した編成組成となっています。この系列の5両固定編成は9000系15編成と2000系を改造編入した3編成の18編成をすべて置き換えるため、最終的には6151Fから6168Fまでが新製投入されるものと予想されます。なお今回の6020系ではこれまでの2020系列とは異なり、旅客用扉付近の手摺の形状が変更されており、東日本旅客鉄道E235系1000番台の大半の編成に見られるようなコストカットが図られているものと思われます。東日本旅客鉄道横浜線内での甲種輸送に備えてか編成はクハ6151+デハ6251+デハ6351とデハ6451+クハ6551に分けられていました。