2025年3月6日、東日本旅客鉄道東北新幹線上野~大宮間を3021B列車として走行中だった北海道旅客鉄道H5系函ハシH3編成とE6系幹アキZ7編成が山手線・京浜東北線西日暮里(JY-08,JK-33)付近で連結器が外れて停車した影響で運転を見合わせ、東京~大宮間を通るすべての新幹線のダイヤが大きく乱れました。.JPG)
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▲H5系の実質固定運用となっている3010B列車と連結器が外れる事故当時の3021B列車に充当されていたH5系函ハシH3編成(写真は連結器が外れた当該編成ではありません)。E5系との違いは帯がラベンダー色になっていることと、側面部のロゴマークが北海道の形をしたものとなっている。
この新幹線の連結器が外れる事故は昨年にも3006B列車で起きており(このときE5系とE6系であった)、連結器が外れないようにする対策が急務となっています。このことから連結器が外れた原因究明と対策が完了するまでは福島(『やまびこ』・『つばさ』)および盛岡(『はやぶさ』・『こまち』)での分割併合のほか、盛岡・福島以南で17両編成のすべての列車の運転を取りやめることを発表しました(分割併合をしない17両編成の『やまびこ』・『なすの』も含まれる可能性)。東北新幹線で連結器が外れて運転見合わせとなった影響から、久しぶりに盛岡以南で『はやて』の表示が見られました。東北新幹線ではE5系の後継となる次世代の『E10系』新幹線電車の開発を発表したばかりです。なお山形新幹線の『つばさ』は全区間単独の東京発着列車(少なくとも1往復)を除き、福島~山形・新庄間で折り返し運転、秋田新幹線の『こまち』は盛岡~秋田間での折り返し運転となります。なおこれらの区間では在来線を走行する『ミニ新幹線』であることから、特急列車の扱いとなります。つまり全席指定席の列車ですが、特定特急券で乗車でき、空席に着席できます(指定席特急券を持っている方が来たら座席を譲ってください)。なお福島・盛岡で別列車および両駅で接続する列車に乗り継ぐ必要がありますので注意してください。山形新幹線は単独で運転する直通列車がありますが、秋田新幹線はありませんので、盛岡で必ず乗り継ぎとなります。東北新幹線を使用して各地へ移動する際には十分ご注意ください。また分割併合をせず全区間17両編成で運転する列車も『こまち』側の車両(E6系・11号車~17号車)が連結されない可能性があります。