2025年2月25日から3月7日までの平日に、小田急電鉄1000形1065F(4両固定編成・小田急箱根鉄道専任編成)が小田急箱根鉄道小田原(OH47)~箱根湯本(OH51)間で試運転を実施していたことが分かりました。ワンマン運転導入に向けた試験と思われます。.JPG)
▲小田急箱根鉄道区間でのワンマン運転実施に向けて、その対応車両である1000形1065Fが試運転表示で小田原~箱根湯本間を往復した。箱根湯本では頻繁に使用する2番ホームを発着したため、同区間を往復する定期列車は本来ロマンスカーが使用する1番ホームを発着する珍しい光景も展開された。.JPG)
▲ワンマン運転対応車両の1000形1066F。ワンマン運転対応となったことで外観上では車体側面部に乗降安全確認カメラが設置されているほか、電気連結器が撤去されスカート部分が改造されている。
1000形1065Fはリニューアル更新工事施工からわずか数年ほどで小田急箱根鉄道の専任編成となり、早い段階でワンマン運転対応車両に改造されていました。今回の3月ダイヤ改正では引き続き4編成4運用の体制が予想されており(1運用は朝のみ、1運用は夜間のみ)、ワンマン運転に対応していない1063F・1064Fの動向が注目されます。運用区間の各駅にホームドアは設置されていないものの、箱根湯本には転落防止用の柵が設置されていますので、他の駅にもこのような柵が設置されるのか、気になるところです。ワンマン運転となる場合には、運転士が扉の開閉の実施や乗降促進放送などを流す必要があります。
【小田急電鉄1000形のワンマン運転対応状況】※小田急箱根鉄道専任編成のみ
《ワンマン非対応》4両固定編成2編成( 8両) 1063F・1064F
《ワンマン対応済》4両固定編成2編成( 8両) 1065F・1066F