2025年3月19日

【元T15編成だけ改造?】東日本旅客鉄道205系1100番台の2編成(1編成は未改造)が富士山麓電気鉄道に譲渡へ

2025年3月18日、東日本旅客鉄道鶴見線で活躍した鎌倉車両センター中原支所所属の205系1100番台都ナハT15編成都ナハT17編成が大宮総合車両センターから富士山麓電気鉄道に譲渡するための甲種輸送が実施されています。なお改造は1編成だけに行われています。
▲大宮総合車両センターに入場して既存の帯を撤去し半自動ドアスイッチや車外スピーカーの取り付けなどを行ったと思われる元205系1100番台都ナハT15編成。ただしドアの交換は実施されずそのままである。富士山麓電気鉄道6000系で初のドア窓混在車両となるか。
▲大宮総合車両センターに入場し車番やJRマークを隠した状態と思われる元205系1100番台都ナハT17編成。半自動ドアスイッチが設置されていないということは部品取りの可能性が高そうだ。

鶴見線で活躍した205系1100番台は都ナハT15編成都ナハT17編成が廃車解体処分されずに残り(疎開以外は国府津車両センターに自走回送されなかった)、大宮総合車両センターに自走回送され入場していましたが、1編成分だけ改造工事が行われ、車体側面部に半自動ドアスイッチと車外スピーカーが設置されており、同編成は富士山麓電気鉄道6000系として運用するために譲渡される見込みです。元都ナハT15編成でしょうか。ただしもう1編成分は鶴見線時代の帯が残され、転用改造の痕跡がほとんどないことから、部品取り用に譲渡されたものと思われます。帯がそのまま残っているのは元都ナハT17編成でしょうか。今回は元鶴見線で活躍した編成とあって、ともに他路線からの転用とあってドア窓の形状が2種類存在するので、1両分は交換、もう1両分は部品確保用、もう1両分は元埼京線向け編成(トーマスランド編成)の部品確保用の可能性があります。