2024年10月30日

【珍しい地平ホーム発車】東日本旅客鉄道宇都宮線・高崎線・常磐線の一部列車の発着ホームが一時的に変更される

2024年10月28日・31日・11月4日・7日に東日本旅客鉄道山手線・京浜東北線・宇都宮線・高崎線・常磐線が乗り入れる上野(JY-05,JK-30,JU-02,JJ-01)では故障に強い分岐器への交換を進める線路設備強化工事を行う予定で、10月29日初電車、11月1日・5日・8日初電車の上野発着となる宇都宮線・高崎線・常磐線の一部列車で発着番線が変更されています。
▲初電車の上野発中心だが、分岐器交換のため所定では5番線~12番線から発車する下りの宇都宮線・高崎線・常磐線で発着ホームが地平ホームの14番線~17番線に変更されている。地平ホームへの移動に時間を要するので余裕をもって利用してほしい。
▲常磐線では直流電車を含めて特急列車が発着する16番線・17番線に変更された。直流専用のE231系0番台(都マト)・交直流電車のE531系0番台・3000番台(都カツ)が地平ホーム・特急専用ホームに入るのは非常に珍しい光景だ。

発着番線が変更された列車は工事当日の夜間(終電間際)および翌日の初電車(一部6時台最初まで)の宇都宮線・高崎線・常磐線列車で、本来は東京(JT-01,JU-01)寄りにある電車留置線に入庫するものもありますので、その電留線に入る列車については折り返しの臨時回送列車が設定されたほか、本来は高架ホームの5番線~12番線を発着する列車について地平ホームの14番線~17番線に変更となり(13番線からの発車はないが、折り返し回送に繋がる到着はある)、宇都宮線では所定ダイヤの521M列車523M列車525M列車、高崎線では所定ダイヤの821M列車823M列車、常磐線では所定ダイヤの471H列車(平日71H運用)・531H列車(平日31H運用)・321M列車551H列車(平日51H運用)・533H列車(平日33H運用)・325M列車で、常磐線では所定の列車番号で運転されましたが、宇都宮線・高崎線では列車番号に9000を追加した臨時列車扱いで運転されたものもありました。ちなみに現在の16番線・17番線を発車する特急列車は少なく、常磐線特急列車は平日の2053M列車の1本のみ(臨時特急列車で16番線発車のものもある)で、宇都宮線・高崎線の一部普通列車・快速列車でも16番線発車の列車があるようです。

2024年10月29日

【クヤ31対応車両】小田急電鉄8000形8065F(4両固定編成・2011年度リニューアル車)、大野総合車両所を検査出場

2024年10月28日、小田急電鉄8000形8065F(4両固定編成)が大野総合車両所で重要部検査を受けて出場し、小田原線相模大野(OH28)~秦野(OH39)間で試運転を実施しました。この編成は8066F(4両固定編成)とともに事業用車のクヤ31形の電源供給車としては欠かせない存在となっています。
クヤ31形の電源供給車としても活躍する8000形4両固定編成の8065Fが大野総合車両所を検査出場した。今回の検査施工でD-ATS-Pの二重系化が実施されたほか、なんとクハ8065の密着連結器が小型のものに変更された。まだまだ運用を続けてくれそうだ。
▲相方が検査出場するまでは単独運用を行っていた8000形6両固定編成の8265F。いずれは同じ番号同士のペアで復帰することになるだろう。

今回の検査出場で同編成のD-ATS-P装置の二重系化が行われ、さらにはクハ8065にある密着連結器が小型のものに変更されました。なおクハ8165のスカート部分に穴があることから、この編成は8066F(4両固定編成)とともにクヤ31形の電源供給車(牽引・同伴)としても活躍します。10月上旬から入場していたようで、そのあいだの相方の8265Fは6両固定編成単独のA運用に充当されていました。明日の運用次第ではありますが、早くても明後日以降には同一番号ペアに戻るものと予想されます。

さて、8000形では2代目5000形の鉄道線路設備モニタリング装置搭載編成の新製投入を前に8059F(4両固定編成)が廃車除籍処分となり、上り方2両は解体業者へ送られました。残る2両の解体業者への搬出が完了すれば、今度は6両固定編成がどうなるか気になるところです。現在単独編成となっているのは8257F8260Fで、前者は3色LED式の編成で、8057Fとのペアには戻っていません。また8260Fは一時期は4両固定編成と連結して運用されたときもありましたが、現在では単独運用が中心となっています。西武鉄道国分寺線向けに改造中の元8261F(西武鉄道8000系)の1つ前の車番の編成になりますので、来年度に向けての西武鉄道譲渡が行われるのか注目されます。

2024年10月28日

【交換進むか】京浜急行電鉄600形607編成・2100形2157編成の側面部種別行先案内表示器がフルカラーLED式に更新される

2024年10月26日、京浜急行電鉄600形607編成の側面部の種別行先案内表示器が幕式から新1000形アルミ車体編成などと同じフルカラーLED式に更新されて土曜休日35行路から運用されています。また27日には2100形2157編成の側面部の種別行先案内表示器がこれと同様にフルカラーLED式に更新されて土曜休日1行路から運用されています。
▲8両固定編成8編成(64両)、4両固定編成6編成(24両)が在籍する600形で側面部の種別行先案内表示器が更新された編成が登場。初めて更新されたのは607編成となった。今後ブルースカイトレインの606編成や4両固定編成を含めて残る編成で交換が進むか注目だ。

600形は側面部の種別行先案内表示器が更新されるまでには全編成で種別行先案内表示器が前面部のみフルカラーLED式(英語非対応)、側面部が幕式(英語対応)であり、1500形および2100形でも同様となっています。今回更新された607編成の側面部の種別行先案内表示器は新1000形アルミ車体編成と同様のものとなっており、英語の表示と交互に表示されるものと思われます。この側面部の種別行先案内表示器が残る8両固定編成7本と4両固定編成すべてに波及するのか注目されます。また2100形2157編成でも27日の土曜休日1行路から側面部の種別行先案内表示器が幕式からフルカラーLED式に更新され、運用されています。
▲側面部の種別行先案内表示器が更新された2100形2157編成。同車両は有料座席指定列車の『モーニング・ウィング』『イブニング・ウィング』にも充当される。こちらは10編成の在籍とあって、ブルースカイトレインの2133編成とともに更新が予想される。

600形・2100形ともに前面部はフルカラーLED式(英語非対応)、側面部は幕式(英語対応)となっていますが、今回両形式の側面部が更新されたことで、数を減らしている1500形以外の600形と2100形の全編成(両形式で合計24編成)で順次更新が予想されています。英語対応の幕式から新1000形アルミ車体などと同じフルカラーLED式(日本語・英語と交互表示)となっており、更新が一気に進めば京浜急行電鉄から幕式の車両が大幅に減少する可能性が出てくるかもしれません。2100形は全10編成で国産の制御装置への更新と車体更新が完了済みですが側面部は種別行先案内表示器はそのままとなっていました。600形は現在でも制御装置が未更新(GTO素子)のままですが、側面部の種別行先案内表示器が更新されれば今後も運用が期待されています。

【珍しい経路走行】『小田急子育て応援マスコット「もころん」に会える!「もころん号」乗車ツアー&撮影会』実施

2024年10月27日、小田急電鉄5000形5055F(『もころん号』)を使用した『小田急子育て応援マスコット「もころん」に会える!「もころん号」乗車ツアー&撮影会』が開催され、特別団体専用列車として片瀬江ノ島(OE16)→経堂(OH11)→唐木田(OT07)(喜多見検車区唐木田出張所)→新百合ヶ丘(OH23)→秦野(OH39)→海老名(OH32)間を走行しました。
▲2代目『もころん号』として2回目の特別団体専用列車で走行した5000形5055F。ツアー前日の運用(※土曜休日E15運用の再出庫以降)を踏まえて喜多見検車区唐木田出張所から送り込まれたものと思われる。片瀬江ノ島への送り込み回送ならば、大野総合車両所出庫の方が良かったのでは…。

▲始発駅の片瀬江ノ島および海老名検車区での撮影会では『もころん』と触れ合うことができた。

このツアーの集合場所・始発駅は江ノ島線片瀬江ノ島(OE16)で、前日の運用推移から喜多見検車区唐木田出張所から1番ホームへと回送された5000形5055Fに乗車し、経堂(OH11)でトイレ休憩のため停車し、留置線内で折り返して喜多見検車区唐木田出張所まで走行、折り返して新百合ヶ丘(OH23)で小田原線方面に向きを変え、途中の相武台前(OH30)1番ホームで停車、Aコースはここで下車(終了)となります(Bコースは2回目のトイレ休憩)。そのあとはBコースの参加者のみ秦野(OH39)1番ホームまで移動したあと、海老名(OH32)で終了となりました。Bコースでは海老名検車区での撮影会も行われ、片瀬江ノ島と海老名検車区では『もころん』と触れ合う時間が設けられました。なお同日は11時02分頃に愛甲石田(OH35)~伊勢原(OH36)間での人身事故の影響(人身事故当該は1029レ(土曜休日A15運用)の3000形3263F)で本厚木(OH34)~伊勢原間で12時30分頃まで運転を見合わせましたが、ダイヤ乱れのなかでも最後まで運転されました。

2024年10月27日

【車体は解体処分へ】小田急電鉄8000形8059F(4両固定編成)のクハ8059・デハ8009が大野総合車両所から陸送される

2024年10月8日の平日E26運用を最後に運用を離脱して12日に廃車除籍処分となった小田急電鉄8000形8059F(4両固定編成・2013年度リニューアル車)のうちクハ8059・デハ8009の2両が26日に車体を分割され大野総合車両所から陸送されました。
▲廃車除籍処分となった8000形8059Fのクハ8059・デハ8009が車体を分割されて大野総合車両所から旅立った(諸事情により携帯で撮影)。貫通扉は部品取りのため撤去されているが写真の時点では前面部の車番と乗務員扉は撤去前であった。また一部の旅客用扉部分が板で塞がれており、旅客用扉も部品取りとなった可能性が高そうだ。
▲8000形8059Fのクハ8059・デハ8009が大野総合車両所を去ったあと、残るデハ8109・クハ8159がアントの牽引により解体線に移動した。床下機器類と部品取り用の撤去後に車体を分割して陸送される見込みだ。
▲現役時代の8000形8059F。向かったのは旧北館林荷扱所ではなかったようだ。

これまで8000形は14編成70両が除籍(1編成6両が西武鉄道8000系として譲渡)されましたが今回の8059Fの動きで同形式の廃車は15編成74両となり、在籍数は合計17編成86両となりました。SiCモジュール素子VVVFインバータ試験車両の2013年度のリニューアル編成が消滅したことで再びIGBT素子VVVFインバータ制御車両のみとなっています。また晩年には廃車除籍処分が近い編成の6両固定編成の相方として活躍し、最後の相方は8262Fとなりました(現在の8262Fの相方は8057Fとなっている)。写真1枚目の時点で貫通扉と9号車1番ドア海側の旅客用扉は部品取りのため板で塞がれていましたが、のちに車番の撤去が行われ、部品取りのためか乗務員扉も撤去され板で塞がれました。なお前回までと異なり群馬県の北館林荷扱所ではなく、千葉県の解体業者に向けて陸送されたようです。

【8000形の在籍状況】※2024年10月25日現在 全体…17編成86両/32編成160両
《4両固定編成》
運用中…8編成(32両)
8051F8053F8057F8058F8063F8064F8065F8066F
廃車済…8編成(32両)
8052F8054F8055F8056F8059F8060F8061F8062F
《6両固定編成》 下線部の車両は種別行先案内表示器が3色LED式の編成
運用中…9編成(54両)
8252F8253F8257F8258F8260F8262F8263F8265F8266F
譲渡済…1編成(  6両) ※西武鉄道8000系として転用改造中
8261F
廃車済…6編成(36両)
8251F8254F8255F8256F8259F8264F

【8000形10両編成組成について(異車種併結は除く)】※2024年10月25日現在
8051F+8252F 8053F+8253F 8057F+8262F 8058F+8258F 8063F+8263F 8066F+8266F
《諸事情により単独または異車種併結》
8064F(3000形1次車・2次車と併結)・8065F(入場中)・8260F(単独運用)・8265F(単独運用)

2024年10月26日

【今秋で最後?】停車駅が2つ追加された東日本旅客鉄道臨時特急『海浜公園コキア平塚号』のラストチャンスは…

2024年10月26日、私は午前に用事があったのですがその前に東日本旅客鉄道東海道線(上野東京ライン)へ。まずは茅ケ崎(JT-10)にて。
E657系都カツK5編成。目的はこの臨時特急『海浜公園コキア平塚号』の往路(9030M列車9027M列車)の送り込みです。なんと前日の25日に郡山総合車両センターを検査出場して勝田車両センターまで試運転を兼ねて自走回送されたばかり。早速まさかの臨時特急列車での運用復帰とは思いませんでしたね。

本来は折り返しの往路便をホーム先端から撮る計画をしていましたが、ホームドア設置準備工事の進捗のためか、双方のホームの先端付近に工事用柵が設置されており、当面は列車を撮ることが難しくなります(東隣の辻堂(JT-09)では上り2番線でホームドア設置間近の段階まで進んでおり、茅ケ崎は6番線でホームドア設置準備工事が進捗中)。辛うじて下り列車は柵をかわせば撮影は不可能ではありません。今回は茅ケ崎は通過ではなく停車となります。

以前の停車駅は平塚(JT-11)・大船(JT-07)・横浜(JT-05)・常磐線水戸・勝田でしたが、今回からは茅ケ崎・藤沢(JT-08)を加えた停車駅となり、同列車の直前を走る1558E列車から大船での乗り継ぎが不要になりました(ただし大船での列車待避は引き続きあり)。
E657系都カツK5編成9030M列車(→9027M列車)。臨時特急『海浜公園コキア平塚号』の本運転を無事にキャッチ。側灯から茅ケ崎で客扱いを開始したことが分かります。数人が乗り込んでいきましたが、相変わらず空席が目立っていました。

茅ケ崎でE657系臨時特急列車の客扱いを見ることができました。これまでは同駅通過だったのである意味新鮮です。なお座席上方のランプは使用されていません(臨時特急に非対応)。撮影は以上です。なお『海浜公園コキア平塚号』は12日・13日は都カツK19編成が、19日は都カツK14編成が、本日は都カツK5編成がそれぞれ充当されました。

【年末年始の列車もある】東日本旅客鉄道が冬(2024年12月~2025年2月)の臨時列車の概要を発表

2024年10月18日、東日本旅客鉄道が2024年冬の臨時列車の運転概要を発表しました。このなかで注目すべき臨時列車を抜粋して紹介します。新幹線特急券・在来線の指定席特急券は運転日の1ヶ月前の10時から発売されますので、事前に計画を立ててみどりの窓口設置駅や指定席券売機設置駅での乗車券・特急券の確保をお勧めします
▲新幹線ではE5系『はやぶさ』・E6系『こまち』の増発や上越新幹線『たにがわ』のガーラ湯沢延長運転、北陸デスティネーションキャンペーンで『かがやき』や『あさま』など増発される予定となっている。もちろんそれ以外の新幹線も増発列車があるのでホームページで確認しよう。また上越新幹線『とき』では12両全車指定席となる列車があるので注意だ。
▲臨時特急列車に使用予定のE257系5000番台・5500番台。同系列5000番台は特急『新宿さざなみ』(2025年1月26日のみ)や『あずさ』が中心となり、年末年始はE653系1000番台とともに大忙しとなりそうだ。なお同系列5500番台では特急『草津・四万』のほか、特急『富士回遊』、『鎌倉紅葉』などに充当されるものとみられる。
▲臨時特急列車に使用予定のE257系500番台。同系列500番台では『新宿さざなみ』『新宿わかしお』など房総地区の特急列車に充当予定だ。また臨時列車では特急『しおさい』にも充当される。千葉県方面の特急列車にはこの系列は欠かせないはずだ。
▲今冬は臨時特急『アルプス』の運転がないため、返却を兼ねて充当されていた『あずさ』(84号)にはE353系が充当となった。その代わり『湘南国際マラソン』にE257系2000番台か5000番台で充当予定で、今冬では復路も運転される。また2500番台は単独で特急『草津・四万』に5500番台の代走(補填)で使用される可能性がある。

首都圏エリア(在来線)の秋の臨時列車は在来線については主にE257系5000番台・5500番台(波動輸送向け・都オオ)、E653系1000番台波動輸送用の都カツK70編成都カツK71編成を使用する列車または各々の定期特急列車に使用されている系列での充当が多いです。このなかで私が気になった臨時列車を抜粋します。

E653系1000番台都カツK70編成都カツK71編成を使用する臨時特急列車は特急『鎌倉』(武蔵野線吉川美南(JM-19)発着)・『常磐鎌倉号』(常磐線日立発着)のほか、内房線君津発着の特急『水戸偕楽園君津号』、中央線高尾(JC-24)発着の特急『水戸偕楽園高尾号』、特急『冬の茨城!海の幸満喫号』、特急『草津・四万61号』(草1141←上0905)と『草津・四万62号』(草1205→上1434)、年末年始のみの特急『水上』(往路は水1452←上1221・復路は水1032→上1303)、年末の特急『ときわ45号』(勝1633←上1507)、年始の特急『ときわ44号』(勝1527→上1657)、新年の特急『開運成田山初詣栃木号』(宇都宮線宇都宮発着)・『開運成田山初詣群馬号』(両毛線前橋発着)となります。これらの列車の1号車はグリーン車指定席となります。

E257系を使用する臨時特急列車は9両固定編成が中央本線特急『あずさ』のほか、東海道線の臨時特急『湘南国際マラソン』(往路は1号・3号、復路は2号・4号)などに使用され、元日の2025年1月1日は特急『犬吠初日の出』(1号は高尾始発銚子行き・3号は大宮(JU-07)始発銚子行き)にも充当される予定です。5000番台の充当の予想ですが、大宮始発は5000番台のほか2000番台の可能性があり得ます。なおE257系2000番台は今夏・今秋の臨時列車として特急『アルプス』に充当されたあとの松本車両センター一旦入庫のあとの返却を兼ねて特急『あずさ84号』に充当されていましたが、今冬は特急『アルプス』の設定がなく『あずさ84号』はE353系での運転となっています。一方の5両固定編成は千葉県方面の特急列車が500番台または5500番台での運転、特急『草津・四万』は5500番台または代走で2500番台での運転、それ以外の臨時特急列車は5500番台の充当となります。5編成(25両)しかいない5500番台と予備のある2500番台の4編成(20両)をうまく活用する必要がありそうです。

E657系を使用する臨時特急列車はマラソンに関連する特急『ときわ』のみと寂しいですね。常磐線内完結の臨時特急はフレッシュひたち復刻塗装編成も使用されますが、今冬では平塚発着の臨時特急列車がありません。

臨時特急列車では全車指定席でも特急券の確認(車内改札)を実施する場合がありますので、それまでは乗車券・特急券を紛失しないようご注意ください(臨時特急列車に使用されるE257系5000番台・5500番台・E653系1000番台など座席上部に座席発売状況ランプが設置されていない車両がある。E257系2000番台・2500番台、E353系、E657系には設置されているが臨時特急列車で使用されないことがある)。

ところで、首都圏の一部路線では大晦日から元日にかけて初詣客の輸送のために終夜運転を実施している路線がありますが、2024年大晦日から2025年元日も行われます。山手線では25時から翌朝5時までに約15分間隔(1時間4本ずつ)、京浜東北・根岸線では25時から翌朝4時までに桜木町(JK-11)~大宮(JK-47)間で約15分間隔~約50分間隔(1時間最大4本、区間により運転本数が異なる)、中央・総武線では全線で終夜運転を行いますが、24時30分から翌朝5時までに特に中野(JB-07)~西船橋(JB-30)間を中心に約10分間隔~約50分間隔(1時間最大6本、区間により運転本数が異なる)、中央線(快速)では24時30分から翌朝4時30分までに三鷹(JC-12,JB-01)~高尾間で約30分間隔~約110分間隔(1時間最大2本、区間により運転本数が異なる)、横須賀線では25時から翌朝5時までに逗子(JO-06)~横浜(JO-13)間で約80分間隔(1時間1本以下、湘南新宿ラインの車両の場合がある)、青梅線では立川(JC-19)~御嶽(JC-69)間で立川~青梅(JC-62)間各駅停車、青梅~御嶽間途中無停車の上下2本ずつ、総武本線・成田線でも東千葉(JO-29)のみ通過の列車上下2本ずつの終夜運転を実施します。

2024年10月25日

【付属編成は久々?】東日本旅客鉄道E217系都クラY-120編成・都クラY-145編成が長野総合車両センターへ配給輸送される

2024年10月23日、東日本旅客鉄道鎌倉車両センター所属のE217系都クラY-120編成(クハE217-2020以下4両)と都クラY-145編成(クハE217-2045以下4両)が新潟車両センター所属のEF64形1031号機に牽引されて所属先から南武線経由で長野総合車両センターへ配給輸送されました。廃車解体処分のためと思われます。
▲E217系都クラY-120編成がEF64形1031号機に導かれて都クラY-145編成とともに帰らぬ旅へ。
▲E217系都クラY-145編成がEF64形1031号機に導かれて都クラY-120編成とともに帰らぬ旅へ。

配給輸送された都クラY-120編成は1996年度に製造された3次車であり、約28年間の活躍、都クラY-145編成は1999年度に製造された8次車であり、約25年間の活躍でした。このうち都クラY-120編成は次に登場する4次車から基本編成の車内のトイレが車椅子対応仕様に変更される前の仕様ですが、付属編成のトイレは当初から和式であったため、同編成については組成変更はありませんでした。また都クラY-145編成は8次車ですが、3次車までの基本編成の21編成の1号車を車椅子対応トイレ付きに変更するとき、都クラY-122編成から都クラY-142編成までを車椅子対応トイレで製造して基本編成1号車と編成替えを実施していたため、都クラY-143編成以降はトイレ付き車両の組み換えの必要がないことから、組成変更はありませんでした。

【新たな機器を搭載】小田急電鉄5000形5063Fが総合車両製作所横浜事業所を出場、甲種輸送される

2024年10月24日より、総合車両製作所横浜事業所で製造された小田急電鉄5000形の最新鋭となる5063Fの甲種輸送が行われています。新鶴見信号場まではDH200形23号機、新鶴見信号場から小田原線新松田(OH41)までは新鶴見機関区所属のEF65形2070号機が牽引しました。▲5000形の増備は川崎車両株式会社兵庫工場製造の5062F以来で約1年10ヶ月ぶりだ。途中の新松田(OH41)までは甲種輸送されるが、新松田から海老名検車区まで自走される可能性がある。なおこの編成の導入前に8000形8059Fが廃車除籍処分となっている。
▲総合車両製作所横浜事業所で製造された5000形5053F5054F。2代目の5000形電車が総合車両製作所横浜事業所で製造されるのは5063Fで約4年2ヶ月ぶり(5054F以来)のこととなる。
▲廃車除籍処分となった8000形8059F(4両固定編成)。この編成は西武鉄道への譲渡対象外となる。残る8000形6両2編成分と4両1編成分が置き換えられる可能性がある。6両固定編成は特に3色LED式の編成に要注意だ。

同編成は新宿(OH01)寄りからクハ5063+デハ5013+デハ5113+サハ5163+サハ5263+デハ5213+デハ5313+サハ5363+デハ5413+クハ5463となっており、3号車のサハ5363には子育て応援車両ステッカーがありませんが(もころん仕様)、子育て応援車両が設定される見込みです。なお今年度導入の5000形には鉄道線路設備モニタリング装置の搭載を発表しており、今回はこの編成が当該となったようです。3号車のサハ5363と9号車のデハ5013には架線検測装置らしきものが、6号車のサハ5263には鉄道線路設備モニタリング装置が搭載されています。この編成の導入によりクヤ31形(制御車のため電源供給車として8000形8065Fまたは8066Fの同伴が必要)の入場などで使用不可となった場合でも営業列車で定期検測ができるようになっています。新松田から海老名(OH32)まで自走回送され海老名検車区に納車されるものと思われます。内装ではこれまでの編成と変わらない仕様なのか、それとも一部仕様変更があるのかも要注目です。

2024年10月24日

【3編成目の廃車に】東日本旅客鉄道255系都マリBe-02編成が総合車両センターに配給輸送される

2024年10月23日、東日本旅客鉄道幕張車両センター所属の255系都マリBe-02編成(クハ255-2以下9両)が疎開回送先の京葉車両センターからEF81形140号機に牽引され秋田総合車両センターへ配給輸送されました。廃車除籍処分と思われます。
▲255系都マリBe-02編成が走り慣れた路線を離れ秋田総合車両センターへ旅立った。これで残る255系は都マリBe-03編成都マリBe-04編成の2編成18両に。

255系の配給輸送は7月の都マリBe-01編成以来となり、こちらも約30年間の活躍でした。残るは2編成(18両)となりました。同系列は房総エリアの特急列車を中心に2024年3月15日のダイヤ改正(実際の定期運用終了は6月29日だが、3月15日から6月29日までは代走扱い)で定期営業運転を終了しましたが、今夏までは『新宿さざなみ』『新宿わかしお』や『ビューさざなみ』『ビューわかしお』など臨時特急列車などにも使用されていました。次に京葉車両センターに自走回送された編成が次の廃車候補になるものと思われます。

【255系在籍状況】※2024年10月23日現在
《在籍中》都マリBe-03編成都マリBe-04編成
《廃車済》都マリBe-01編成都マリBe-02編成都マリBe-05編成

2024年10月23日

【連結器撤去か…?】小田急電鉄1000形1066F(4両固定編成)、小田急箱根鉄道区間でのワンマン運転対応工事か

2024年10月22日から、小田急箱根鉄道(旧箱根登山鉄道)専任編成である小田急電鉄1000形1066F(4両固定編成)が大野総合車両所に入場しています。この編成は21日の平日114運用充当後に入庫していた海老名検車区から同日深夜に自走回送されており、今後の動向が注目されています。
▲小田急箱根鉄道専任編成の1000形1066Fが10月21日の平日114運用充当後のタイミングで大野総合車両所に入場した。この形式の4両固定編成は2000形・3000形の8両固定編成の代走で“ブツ8”を組む関係でリニューアル更新工事施工後も小田急箱根鉄道専任編成を含めてクハ1050側にも電気連結器が設置されていた。なおクハ1066では一時的に撤去された。

1000形1066Fは同形式で最初のリニューアル更新工事施工編成ですが、2022年10月からは小田急箱根鉄道専任編成として運用されており(基本的には111運用~114運用に充当)、クハ1066・クハ1166の運転台に『編成禁止』と書かれたテプラがあり他編成と連結することはありません。なおクハ1066の電気連結器が一時的に撤去された状態で、運転台部分の工事を行っていることから、小田急箱根鉄道の小田原(OH47)~箱根湯本(OH51)間でのワンマン運転に向けた準備によるワンマン運転対応改造工事のためと思われます。これは小田急電鉄が2023年4月下旬に発表した2023年度から2026年度までの中期経営計画において、小田急箱根鉄道区間のワンマン運転の試験運用の計画を盛り込んでおり、それに向けた準備を進めているのではないかと思われます。小田原~箱根湯本間はたった4区間のみですが、6両固定編成(1000形、2代目3000形、初代5000形、8000形、9000形)が乗り入れていた時代から車掌が乗務していました。1000形(2022年から同形式の4両リニューアル車のみ)に完全統一されて以降も車掌が乗務しています。

小田急箱根鉄道専任の1000形は1063F1064F1065F1066Fの4編成ありますので、当面は長期間入場になると思われる1066Fを除く3編成で運用を回すか(111運用と114運用は兼任できる)、1057F1067F1069Fのどれかが代走で賄う必要がありそうです。ただ8両固定編成の代走用として“ブツ8”を組む2編成分が必要になる関係もあり、大野総合車両所に検査入場していた1063Fが出場し車内防犯カメラを取り付けて運用に復帰しましたので、3編成で回す可能性が高そうです。長期入場する可能性がある1066Fには車体側面部に安全確認カメラが付くことがあったりして…。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2023年10月23日現在 合計98両 下線部は小田急箱根鉄道専任(編成禁止ラベルあり)
*  4両固定編成…7編成(28両)
内訳…1057F1063F1064F1065F1066F1067F1069F
*10両固定編成…7編成(70両、大規模改造30両)
内訳…1091F1092F1093F1094F1095F1096F1097F
1095F以降は4両固定編成と6両固定編成を改造(1097Fは元8両固定編成の付随車も活用)。

※注意…『小田急箱根鉄道』は『箱根登山鉄道』から社名変更されています。このため今後は『小田急箱根鉄道』の名称を使用する場合があります。

【夕方のウィング号に変化】京浜急行電鉄が2024年11月23日実施のダイヤ改正の概要を発表

2024年10月22日、京浜急行電鉄が同年11月23日実施のダイヤ改正の概要を発表しました。有料座席指定列車の『イブニング・ウィング』利用者および空港の利用者を意識したダイヤ改正となっているようです。なお相互直通運転先の東京都交通局浅草線や京成電鉄本線・押上線などでも同日にダイヤ改正が行われます。
▲有料座席指定列車の『イブニング・ウィング』に使用される2100形と新1000形20次車・21次車“Le Ciel(ル シエル)”車両。前者は単独で京急久里浜(KK-67)・三崎口(KK-72)行きとして運用され、後者は14号・16号のみで8両固定編成の快特の後部に増結される形で金沢文庫(KK-49)行きとして運用される。これまで通過していた快特停車駅3駅にも停車する
▲インバウンドなどでの空港利用者の利便性向上のため増発列車が設定される。土曜休日の朝方と深夜、土曜休日の深夜に優等種別列車の設定があるが、24時台に増発される優等種別列車はなんと快特である。
▲大師線では平日の最終下り列車の運転時刻が繰り下げられ、現行ダイヤでの特急2本からの接続が可能に。つまり現行ダイヤでは普通上大岡(KK-44)行きと特急逗子・葉山(KK-53)行きから接続する小島新田(KK-26)行きが最終だが、24時16分発の特急金沢文庫行き最終列車と接続する形に変更となる。

夕夜間帯の有料座席指定列車である『イブニング・ウィング』について、新たに京急蒲田(KK-11)・京急川崎(KK-20)・横浜(KK-37)の各駅を乗車専用駅として停車駅に追加し、『イブニング・ウィング』は基本的に快特停車駅での運転となります。またこれらの3駅から乗車する場合は券売機などでの発売はせず、会員制の座席指定券購入サイトの“KQuick”での発売のみとなります(座席指定は上大岡までとなり、上大岡から先は乗車券だけで乗車可能)。また現行では14号・16号については8両固定編成の快特の後部に増結の形で運転されていましたが(このときは京急蒲田・京急川崎・横浜には停車するものの途中の上大岡まで締切扱いで乗降不可)、これを8両編成に変更し(品川(KK-01)の発車は3番線ホームに変更)、使用車両は2100形に戻るものと思われます。なお『モーニング・ウィング』は引き続き横浜・京急川崎・京急蒲田が通過となります。

また早朝深夜の羽田空港利用者の利便性向上のため、平日・土曜休日に羽田空港第1・第2ターミナル(KK-17)始発の快特品川行きを新設(羽2405→品2420)するほか、金沢検車区入出庫を兼ねているかはわかりませんが、土曜休日に金沢文庫~羽田空港第1・第2ターミナル間の急行を上下3本(上り1本・下り2本)を増発し(上りは文0601→羽0648、下りは文2310←羽2221および文2336←羽2248)、利便性を向上します。

さらには平日の新町検車区出庫運用で現行の521H列車(平日23行路・新1000形、600形、1500形の8両固定編成で運転)の行先を京成電鉄本線の青砥(KS-09)行きから北総鉄道線と京成成田空港線(スカイアクセス線)経由成田空港(KS-42)行き(京急本線内は特急、それ以降はアクセス特急)に変更することで、成田空港へのアクセス向上が図られます(神0519→空0711)。また大師線では平日の終電車小島新田行きを約14分繰り下げ、最終の下り本線特急からの接続を改善します。

ちなみに東京都交通局浅草線では平日朝夕通勤ラッシュ時間帯の増発があるほか、京急電鉄で完結していた列車の浅草線直通への変更、土曜休日の9時台の西馬込(A-01)~泉岳寺(A-07)間の増発や、一部列車の種別行先変更があります。

2024年10月22日

【第2の人生を歩む】西武鉄道2000系2451F・2453F(ともに2両固定編成)が近江鉄道に譲渡へ

2024年10月19日より、西武鉄道新宿線系統などで活躍した2000系2451F2453F(ともに2両固定編成)が小手指車両基地から甲種輸送が行われました。この2両固定編成2本はともにグループ系列の近江鉄道に譲渡される見通しです。
▲近江鉄道への譲渡となった2000系2451F2453F。短編成で活躍できる路線は中小私鉄などに限られてしまうが、西武鉄道グループのなかに近江鉄道があり、近江鉄道は元西武鉄道で活躍した電車も在籍している。新2000系の譲渡は珍しい。
▲西武鉄道では中古のVVVFインバータ制御車両の『サステナ車両』として8000系(元小田急電鉄8000形8261F)を譲受したばかりだ。来年度から東急電鉄9000系列の譲受が予定されている。直接的ではないが『サステナ車両』が短い編成の2000系や4000系の置き換えが期待されている。譲渡する側にも譲渡される側にもなる関東の大手私鉄は比較的珍しいかも。

西武鉄道池袋線内の牽引は新101系263F、連絡線が接続する東日本旅客鉄道武蔵野線新秋津(JM-31)からは日本貨物鉄道新鶴見機関区所属のEF65形2070号機が担当しました。2000系は40000系の新製投入や一部編成の短縮化などで廃車や検査期限に近い編成などの置き換えが進んでいますが、短編成の置き換えが課題となっていました。今回は同じグループ系列で多くの元西武鉄道の電車が在籍する近江鉄道に譲渡となりました。短編成で単独編成で運用となると首都圏エリアでは制約などがあるほか、ワンマン運転を実施している中小私鉄路線に限られてしまいます。このことから同じグループ系列の近江鉄道に譲渡することで老朽化が進む車両を置き換えるものと思われます。2000系2両固定編成の組成は制御電動車1両・制御車1両ということで、制御車の制御電動車化が省略されるメリットは大きいですね。なお近江鉄道では初めての4扉車となります。

【最後は5次車ラストに】小田急電鉄3000形3272F(旧川崎重工業5次車・6両固定編成)、リニューアル更新工事施工か

2024年10月12日から小田急電鉄3000形3272F(旧川崎重工業5次車・6両固定編成)が大野総合車両所に編成を分割され入場しました。リニューアル更新工事施工と思われます。この編成は入場前から帯がインペリアルブルーとなっているため、ロイヤルブルーで入場した3000形3271Fと異なり、帯色の変更はない(張り替えのみになる)ものと思われます。
▲廃車除籍処分となった8000形8059F(写真右側のロゴマークのない車両)を横目にリニューアル更新工事に入った可能性がある3000形3272F(写真左側)。2024年度のリニューアルは5次車の3編成に決まった。残る非リニューアル編成は3270Fを含めて6編成となっている。
▲リニューアル更新工事施工前の3000形3272F。入場前の時点で帯はインペリアルブルーのため、リニューアル更新工事施工の際の帯色の変更は省略される。
▲リニューアル更新工事施工後の3000形3269F。今年度最初の施工とあって旅客用扉は3265F3267Fと同じものに交換済みだ。
▲リニューアル更新工事自体は完了したが検査を控えている3000形3271F。2024年度ではすべて5次車への施工となった。
▲車内防犯カメラは八幡電気産業株式会社のタイプになる可能性がある。

3000形6両固定編成のリニューアル更新工事は2024年度も3編成18両の施工となり、3272Fで今年度3編成目となりそうです。これにより6両固定編成の5次車でのリニューアル更新工事未施工は3270Fだけということになります(今年度は5次車の3編成に施工されたことに)。今回の3272Fでも3271Fと同様に旅客用扉の交換を省略してリニューアル更新工事を受けることになりそうです。なお帯は入場前からインペリアルブルーのため、帯の変更はなく張り替え程度になる見通しです。クハ3272の電気連結器を撤去するためクハ3472の女性専用車ステッカーは完全に撤去されます。ホームドア対応のQRコードと子育て応援車両ステッカーは残されるものと思われます。なお子育て応援車両のステッカーは側面窓部分・車両間貫通扉部分ともに順次『もころん』のイラストが入ったステッカーに変更されていますが、一部はまだ旧仕様のものが残っているようです。今回入場した3272Fは旧川崎重工業製造5次車の最後の編成となりますので、来年度も昨年度・今年度に続いて3編成ずつの施工となれば、リニューアル対象は5次車の3270Fのほか、6次車・7次車に拡大されていき、2026年度までには3次車以降の6両固定編成すべてがリニューアル車となるものと予想されます。

【3000形6両固定編成リニューアル状況】※1次車・2次車除く・2024年10月22日現在
《2022年度》3編成(18両)
3265F3266F3268F
《2023年度》3編成(18両)
3263F3264F3267F
《2024年度》1編成(  6両)
3269F
《現在入場中》2編成(12両) ※3271Fは重要部検査施工中
3271F3272F
《現在未施工》6編成(36両)
3270F3273F3274F3275F3276F3277F