2024年8月30日

【伊勢原(OH36)以西動かず】小田急電鉄、台風10号による大雨での線路土砂流出の影響で小田原線側が伊勢原(OH36)発着で運転

2024年8月30日、台風10号がもたらした大雨の影響で、小田急電鉄小田原線伊勢原(OH36)以西の区間が初電車より運転を見合わせ、そのあとに東海大学前(OH38)~秦野(OH39)間の線路盛土の流出が判明し、伊勢原~新松田間で終日運転を見合わせることが決定しました。なお新松田~小田原間は一時的に運転再開となる見込みが立っていましたが、断続的な降雨が続いているため、実質伊勢原~新松田間とともに引き続き運転見合わせとなっています
▲伊勢原では1番ホームおよび2番ホームを使って折り返し運転が実施された。新宿(OH01)からの快速急行は小田原線列車は伊勢原発着、江ノ島線列車は相模大野(OH28)発着となり、ダイヤは大きく乱れた。今回は台風10号がもたらした大雨による運転見合わせだが、伊勢原以西は西部震源とする地震で長時間運転を見合わせていたことがあり、平常に戻るのは果たしていつになるのか…。

このことから小田急電鉄では午前中のみ運転を予定していたロマンスカーについて、30日および31日を終日運転取りやめとし、快速急行は小田原線列車は伊勢原発着、江ノ島線列車は相模大野発着での運転となりました。このため通常では見られない『快速急行伊勢原』が表示されました。実は『もころん号』の5000形5055Fもその伊勢原発着の快速急行に充当されていました。なお伊勢原発着の優等種別列車は過去に伊勢原以西のどこかで人身事故が起きた場合などに設定されることがありますが、長時間の運転見合わせとなれば異例です。明日もその復旧作業などで伊勢原以西は運転見合わせとなることが予想されますので、移動の際はバスの利用など他の手段を検討してください。

※伊勢原以西の小田原線は最終的に終日運転見合わせとなりました。ご注意ください。

2024年8月29日

【久々の4両2編成】東日本旅客鉄道E217系都クラY-116編成・都クラY-117編成が長野総合車両センターに配給輸送される

2024年8月29日、東日本旅客鉄道鎌倉車両センター所属のE217系都クラY-116編成(クハE217-2016以下4両)と都クラY-117編成(クハE217-2017以下4両)が新潟車両センター所属のEF64形1030号機に牽引され所属先から南武線経由で長野総合車両センターへ配給輸送されました。廃車解体処分のためと思われます。
▲EF64形1030号機に導かれて旅立ったE217系都クラY-116編成。付属編成2本の廃車解体に伴う配給輸送列車は久しぶりだ。
▲EF64形1030号機に導かれて旅立ったE217系都クラY-117編成

今回の配給輸送は日中時間帯に運転されました。基本編成単独・付属編成2本の廃車の場合は長野総合車両センターへの配給輸送で行われています。今回配給輸送された付属編成は双方とも1996年度に登場した3次車であり、約28年間の活躍でした。なお基本編成に車椅子対応トイレ車両を組み込む関係における組成変更はなかったため、クハE216形はいずれも電気連結器を持たない連結器となっていました。いよいよE235系1000番台のE217系置き換えも終盤に差し掛かっています。E235系1000番台基本編成の導入も都クラF-42編成の配給輸送によりあと9編成ですからね。

【改造工事入場か】東急電鉄5000系5104Fが総合車両製作所横浜事業所へ甲種輸送される

2024年8月28日から29日にかけて、東急電鉄長津田検車区所属の5000系5104Fの上り方の6両の甲種輸送が実施されています。田園都市線向け同系列の甲種輸送は一部編成を除いて編成中に3両連結されていた6扉車の置き換えで導入された中間付随車以来のことです。
▲元6扉車組み込み編成であった5000系(写真)の初期編成である5104Fがまさかの総合車両製作所横浜事業所に入場となった。何かしらの改造工事を実施する可能性がある。

5000系列が総合車両製作所横浜事業所に入場するのは東横線向けで東京地下鉄副都心線直通対応改造工事(ほとんどの編成)や相模鉄道直通対応改造工事(一部の編成)を施工するケースではありますが、田園都市線向けでは異例です。田園都市線向けの5000系の甲種輸送は6扉車置き換えで導入された4扉車(いずれも中間付随車)以来のことになります。乗り入れ先路線の半蔵門線のワンマン運転導入に向けた準備のための工事の可能性があります。田園都市線の5000系は18編成(180両)が在籍していますので、今回の5104Fの入場の動きが同系列の今後の動きに影響するものと思われます。

2024年8月25日

【約16年ぶりの走行!】東日本旅客鉄道E531系0番台都カツK417編成が大宮総合車両センター東大宮センターに貸出される

2024年8月21日、東日本旅客鉄道E531系0番台都カツK417編成(クハE531-9以下10両)が勝田車両センターから常磐線・東北本線(宇都宮線・高崎線)経由で大宮総合車両センター東大宮センターに自走回送されました。何らかの訓練による貸出ではないかと思われます。
▲E531系0番台都カツK417編成が約16年ぶりに東北本線(宇都宮線・高崎線)を走行、大宮総合車両センター東大宮センターに貸出された。本来常磐線向けのE531系0番台が東北本線上野~大宮を走行したということは今後どんな動きを見せるのだろうか。なお24日に返却回送が行われている。

E531系0番台が上野(JU-02,JJ-01)経由で宇都宮線を走行するのは2008年以来で約16年ぶりとのことで注目を集めています。今回は常磐線・宇都宮線をあえての上野経由で走行したということから、宇都宮線・高崎線のE231系1000番台・E233系3000番台に合わせたものと思われます。なお武蔵野線経由でも大宮総合車両センター東大宮センターに回送自体は可能ですが、武蔵野線経由とすると最終的に編成の向きが逆転してしまう(つまりクハE531-9が上り方を向き、クハE530-17が下り方を向いてしまう)ため、上野経由での回送になったものと推測されます。大宮総合車両センター東大宮センターで何をしていたのかは分かりませんが、24日には勝田車両センターに返却されていますので、今後の動きが注目されます。

【時刻と運用判明】東日本旅客鉄道京葉線の2024年9月1日ダイヤ改正の時刻が判明

2024年8月22日、同年3月16日実施のダイヤ改正での快速列車の減便騒動を受けて、東日本旅客鉄道京葉線で実施されるダイヤの再改正の詳細が判明しました。主に朝晩の快速列車が平日・土曜休日ともに増便されることは発表済みです。
▲朝晩を中心に快速列車が増便される京葉線(写真は209系500番台都ケヨ34編成・E233系5000番台)。通過運転区間は東京(JE-01)~海浜幕張(JE-14)間のみで、海浜幕張以遠は快速でも各駅に停車する。快速通過駅では一部の各駅停車が快速列車へと格上げされるため停車列車本数が減る形となる。なお2016年までは『京葉快速』の愛称があった。

9月1日以降の快速列車について、平日の上りの蘇我発基準では7時09分発(時刻変更)・7時56分発・9時36分発(時刻行先変更)が各駅停車から快速列車に格上げとなり、快速の本数は現行ダイヤの14本から3本増えて17本に、土曜休日の上りの蘇我発基準では7時09分発・7時56分発・9時06分発(時刻変更)・9時39分発(時刻変更)・16時28分発(時刻変更)・16時47分発(時刻変更)が快速列車に格上げとなり、快速の本数は現行ダイヤの25本から6本増えて31本となります。ただしダイヤ再改正後でも15時49分発が上りの快速としては最後の列車となり、それ以降は内房線および外房線からの直通列車を含めてすべて各駅停車となります。

平日の下りの東京発基準では9時02分発(時刻行先変更)・9時38分発・20時03分発(時刻変更)・20時35分発(時刻変更)が各駅停車から快速列車に格上げとなり、快速の本数は現行ダイヤの12本から4本増えて16本に、土曜休日の下りの東京発基準では9時03分発(時刻行先変更)・9時32分発(時刻変更)・16時19分発(時刻変更)・16時47分発(時刻変更)・20時07分発(時刻変更)・20時37分発(時刻変更)が快速列車に格上げとなり、快速の本数は現行ダイヤの24本から6本増えて30本となります。ただし夕方の17時台以降は20時台の快速に格上げとなる2本を除き内房線や外房線に直通する列車を含めて各駅停車のままとなります。

8月31日までの時刻と9月1日以降の時刻を比較すると8時台に1本だけの各駅停車上総一ノ宮行きは消滅となり、京葉線からの各駅停車上総一ノ宮行きは夕方以降のみとなります(外房線誉田で分割となる1本を含む)。また増発の快速列車のうち、外房線直通(上総一ノ宮発着)については11両編成・15両編成の総武快速線直通列車が通過する4駅、永田・本納・新茂原・八積にも停車しますので、20時台に1本ある快速上総一ノ宮行きであっても外房線内は各駅停車となります(かつて外房線の4駅をも通過する京葉線からの直通快速もあった)。快速増便と時刻変更などによって快速通過駅である越中島(JE-03)・潮見(JE-04)・葛西臨海公園(JE-06)・市川塩浜(JE-09)・二俣新町(JE-10)・新習志野(JE-12)・幕張豊砂(JE-13)の停車本数が減少しているほか、快速に格上げされた列車の前後に発車する各駅停車と、武蔵野線直通列車の発着時刻が変更されているほか(新習志野および新浦安での快速の待避もあります)、一部運用が変更になっています。具体的にどの列車が快速列車となったのか列車番号とともに見ていきます。列車番号は現行ダイヤのものと(快速格上げ前に相当する各駅停車)、再改正後のダイヤ(脚注の列車番号も同様)とが混ざっておりますので、注意して調べるようにしてください。

【快速に格上げとなる列車】※現行ダイヤの列車番号と再改正後の列車番号に要注意!
《上り列車》
毎日運転…一0627→東0800 3632Y列車  632Y列車(平日33運用・土曜休日33運用)
再改正後…一0628→東0758 3632A列車  632A列車(平日33運用・土曜休日33運用)
※9月1日以降、平日は快速を利用して海浜幕張で  712Y列車、新浦安(JE-08)で  667E列車に、土曜休日は快速を利用して海浜幕張で  606Y列車、南船橋(JE-11)で  712Y列車(新習志野で快速の通過待避)、新浦安で  667E列車にそれぞれ乗り継ぐと快速通過駅へ移動可能。

平  日…湊0656→東0853 3634Y列車  634Y列車(平日35運用)
再改正後…湊0656→東0843 3634A列車  634A列車(平日35運用)
※9月1日以降、快速を利用して海浜幕張で  820E列車、南船橋で  714Y列車(新習志野で快速の通過待避)、新浦安で  623E列車にそれぞれ乗り継ぐと快速通過駅へ移動可能。
土曜休日…湊0656→東0846 3634Y列車  634Y列車(土曜休日35運用)
再改正後…湊0656→東0841 3634A列車  634A列車(土曜休日35運用)
※9月1日以降、快速を利用して海浜幕張で  822Y列車、南船橋で  716Y列車(新習志野で快速の通過待避)にそれぞれ乗り継ぐと快速通過駅へ移動可能。

土曜休日…蘇0905→東0955   932Y列車(土曜休日33運用)
再改正後…蘇0906→東0950   932A列車(土曜休日33運用)
※9月1日以降、快速を利用して海浜幕張で  920Y列車、新浦安で  819E列車に乗り継ぐと快速通過駅へ移動可能。

平  日…蘇0929→東1019   920Y列車(平日21運用)
再改正後…蘇0936→東1017   922A列車(平日23運用)
※9月1日以降、快速を利用して海浜幕張で  934Y列車に乗り継ぐと快速通過駅へ移動可能。

土曜休日…蘇0938→東1028   984Y列車(土曜休日85運用)
再改正後…蘇0939→東1021   984A列車(土曜休日85運用)
※9月1日以降、快速を利用して海浜幕張で1028Y列車、新浦安で  914Y列車(新浦安で快速と接続待避)に乗り継ぐと快速通過駅へ移動可能。

土曜休日…蘇1625→東1714 1608Y列車(土曜休日09運用)
再改正後…蘇1628→東1711 1608A列車(土曜休日09運用)
※9月1日以降、快速を利用して海浜幕張で1614Y列車、新浦安で1549E列車に乗り継ぐと快速通過駅へ移動可能。

《下り列車》
平  日…一1029←東0848   815Y列車3815Y列車(平日15運用)
再改正後…一1029←東0902   915A列車3915A列車(平日15運用)
※9月1日以降、越中島・潮見・葛西臨海公園・市川塩浜へは後続の  926E列車を、二俣新町へはさらに後続の  905Y列車を利用、新習志野・幕張豊砂へは快速を利用して南船橋で  843E列車に乗り継ぐと移動可能。
土曜休日…一1029←東0852   835Y列車3835Y列車(土曜休日35運用)
再改正後…一1029←東0903   923A列車3923A列車(土曜休日23運用)
※9月1日以降、越中島・潮見・葛西臨海公園へは後続の  954E列車を利用、市川塩浜・二俣新町・新習志野・幕張豊砂へは快速を利用して新浦安で  817Y列車(新浦安で快速と接続待避)に乗り継ぐと移動可能。

平  日…蘇1030←東0938   909Y列車(平日09運用)
再改正後…蘇1022←東0939   909A列車(平日09運用)
※9月1日以降、越中島・潮見・葛西臨海公園・市川塩浜へは後続の  926E列車を、二俣新町へはさらに後続の  905Y列車を利用、新習志野・幕張豊砂へは快速を利用して南船橋で  843E列車に乗り継ぐと移動可能。
土曜休日…蘇1018←東0928   927Y列車(土曜休日27運用)
再改正後…蘇1013←東0932   927A列車(土曜休日27運用)
※9月1日以降、越中島・潮見・葛西臨海公園へは後続の  919Y列車を利用、市川塩浜・二俣新町へは快速を利用して新浦安で  913Y列車に、新習志野・幕張豊砂へは快速を利用して南船橋で  877E列車にそれぞれ乗り継ぐと移動可能。

土曜休日…蘇1708←東1618 1683Y列車(土曜休日83運用)
再改正後…蘇1701←東1619 1683A列車(土曜休日83運用)
※9月1日以降、越中島・潮見・葛西臨海公園へは後続の1654E列車を利用、市川塩浜・二俣新町・新習志野・幕張豊砂へは快速を利用して新浦安で1611Y列車(新浦安で快速と接続待避)に乗り継ぐと移動可能。

土曜休日…蘇1740←東1647 1605Y列車(土曜休日05運用)
再改正後…蘇1729←東1647 1621A列車(土曜休日21運用)
※9月1日以降、越中島・潮見・葛西臨海公園へは後続の1682E列車を利用、市川塩浜・二俣新町・新習志野・幕張豊砂へは快速を利用して新浦安で1605Y列車(新浦安で快速と接続待避)に乗り継ぐと移動可能。

平  日…君2133←東1955 1929Y列車4929Y列車(平日29運用)
再改正後…君2133←東2003 2017A列車5017A列車(平日17運用)
※9月1日以降、越中島・潮見・葛西臨海公園・市川塩浜へは後続の2016E列車を、二俣新町・幕張豊砂へはさらに後続の2023Y列車を利用、新習志野へは快速を利用して南船橋で1949E列車に乗り継ぐと移動可能。
土曜休日…君2133←東2001 2011Y列車5011Y列車(土曜休日11運用)
再改正後…君2133←東2007 2011A列車5011A列車(土曜休日11運用)
※9月1日以降、越中島・潮見・葛西臨海公園へは後続の2016E列車を利用、市川塩浜・二俣新町・新習志野・幕張豊砂へは快速を利用して新浦安で2019Y列車(新浦安で快速と接続待避)に乗り継ぐと移動可能。

平  日…一2203←東2032 2031Y列車5031Y列車(平日31運用)
再改正後…一2203←東2035 2031A列車5031A列車(平日31運用)
※9月1日以降、平日の快速通過駅へは後続の2027Y列車を利用すると移動可能。
土曜休日…一2203←東2032 2031Y列車5031Y列車(土曜休日31運用)
再改正後…一2203←東2037 2031A列車5031A列車(土曜休日31運用)
※9月1日以降、土曜休日の快速通過駅へは後続の2003Y列車を利用すると移動可能。

2024年8月24日

【185系使用はゼロ】東日本旅客鉄道が秋(10月~11月)の臨時列車運転の概要を発表

2024年8月22日、東日本旅客鉄道が2024年秋の臨時列車の運転概要を発表しました。このなかで注目すべき臨時列車を抜粋して紹介します。新幹線特急券・在来線の指定席特急券は運転日の1ヶ月前の10時から発売されますので、事前に計画を立ててみどりの窓口設置駅や指定席券売機設置駅での乗車券・特急券の確保をお勧めします。
▲新幹線では『北陸デスティネーションキャンペーン』が開催されることから、北陸新幹線『かがやき』を中心に増発される予定となっている。もちろんそれ以外の新幹線路線も増発列車があるので必ずホームページで確認してほしい。また上越新幹線『とき』では12両全車指定席となる列車があるので注意だ。
▲臨時特急列車に使用予定のE257系。同系列5000番台では特急『あずさ』が中心で、11月のアクアラインマラソン開催日に早朝の特急『さざなみ』・『新宿さざなみ』に充当予定。同系列5500番台では特急『草津・四万』のほか、特急『谷川岳もぐら』『谷川岳ループ』、『鎌倉紅葉』、『富士回遊』などに充当されるものとみられる。
▲臨時特急列車に使用予定のE257系500番台。同系列500番台では『新宿さざなみ』『新宿わかしお』と『佐原秋祭り』・『発酵サミット』に充当されるものと思われる。なお255系の充当はないため、アクアラインマラソン開催日にE257系5000番台が充当される早朝の『さざなみ』および『新宿さざなみ』1往復を除きグリーン車指定席はない。
▲臨時特急『アルプス』はE257系2000番台の充当と思われる。その場合は折り返し全区間回送または一旦松本車両センターに入庫し返却を兼ねて特急『あずさ』への充当の可能性がある。実際に8月9日の特急『アルプス』に充当された都オオNA-05編成が返却のため10日に特急『あずさ84号』に充当された。2500番台は特急『草津・四万』に5500番台の補填で使用される可能性がある。
▲各路線と常磐線の臨時特急はE653系1000番台のほか、マラソン大会や花火大会関連での特急『ときわ』、臨時特急『海浜コキア平塚号』にE657系が充当される。同系列が東海道線平塚(JT-11)~品川(JT-03)間を走行するのは今秋は今夏よりも多くなる。
▲これまでに臨時特急列車に使用されてきた185系と255系は今秋の充当がない。両系列ともにすでに定期営業運転を終了しているため、今後廃車などの動きが予想されている。

首都圏エリア(在来線)の秋の臨時列車は在来線については主にE257系5000番台・5500番台(都オオ)、E653系1000番台都カツK70編成都カツK71編成を使用するものが多いです。これまでに臨時特急列車に使用されてきた185系、255系は今秋の臨時特急列車の設定がありません。両系列についてはすでに定期営業運転を終了していることからいずれも廃車が予想されています。このなかで私が気になった臨時列車を抜粋します。

E653系1000番台都カツK70編成都カツK71編成を使用する臨時特急列車は平日にも運転される列車を含む『鎌倉』(平日は『平日おさんぽ号』)のほか、東海道線平塚(JT-11)発着の臨時特急『海浜コキア平塚号』を除く臨時特急『海浜コキア○○号』(今秋は高崎線高崎発着、中央線高尾(JC-24)発着、青梅線青梅(JC-62)発着、川越線川越発着、内房線君津発着の設定がある)、常磐線日立発着の『常磐高尾号』・『常磐鎌倉号』に充当される予定です。これらの列車の1号車はグリーン車指定席となります。

E257系を使用する臨時特急列車は9両固定編成が中央本線の特急『あずさ』のほか、アクアラインマラソン開催日の特急『さざなみ』および『新宿さざなみ』に使用され、新宿(JC-05)始発の大糸線直通白馬(13)行き特急『アルプス』にも充当される予定です。特急『踊り子』と一部金曜日運転の特急『湘南』および『アルプス』は2000番台、それ以外は5000番台の充当になるものと思われます。特急『アルプス』の充当編成は返却を兼ねて特急『あずさ』に充当される可能性があります。実際にはE257系2000番台都オオNA-05編成が8月9日に『アルプス』、その返却を兼ねて『あずさ』に充当されたことがありますので、今秋もこのような充当が予想されます。一方の5両固定編成が特急『新宿さざなみ』『新宿わかしお』のほか、『佐原秋祭り』『発酵サミット』など様々な臨時特急列車に充当予定です。房総地区方面の特急列車には500番台、それ以外は5500番台の充当になるものと思われます。ただし『草津・四万』は車両状況によっては2500番台での運転となる可能性があります。

E657系を使用する臨時特急列車はマラソンや花火大会関連の『ときわ』のほか、東海道線と常磐線を上野東京ラインで結ぶ『海浜コキア平塚号』に充当される見込みです。常磐線内完結の臨時特急の場合はフレッシュひたち復刻塗装編成も使用されますが、平塚発着の『海浜コキア平塚号』は通常塗装が使用されるものと思われます。東海道線品川以南では復刻塗装の編成が運用されたことはありませんので、今秋もそうなる可能性は高いです。なお『海浜コキア平塚号』のグリーン車は5号車となります。

臨時特急列車では指定席でも特急券の確認(車内改札)を実施する場合がありますので、十分に注意してください(臨時特急列車では座席上部に座席発売状況ランプが設置されていない車両があるほか、設置されていても臨時特急列車では使用されないことがあるため)。

【人身事故の影響で】相模鉄道12000系12105Fが通勤快速大宮行き列車(4869S列車・行先変更)を代走

2024年8月23日、相模鉄道本線上星川(SO-07)~西谷(SO-08)間での人身事故の影響から、所定では東日本旅客鉄道埼京線・川越線向けE233系7000番台(都ハエ)で運転される  132M列車4869S列車(平日69運用・東日本旅客鉄道運用)と  950K列車(平日51運用・東日本旅客鉄道運用)を12000系12105Fが代走しました。
▲相模鉄道本線上星川~西谷間での人身事故の影響から相互直通運転が取りやめとなり平日73運用(相模鉄道運用)充当で自社線区に戻れなかった12000系12105Fが羽沢横浜国大(SO-51)で折り返し、同駅始発の  132M列車4869S列車(平日69運用・東日本旅客鉄道運用)に充当されたことで、12000系が池袋(JA-12)以北での代走が通勤快速で実現することに。

同編成はかしわ台車両センター出庫当時は平日73運用(相模鉄道運用)に充当され、3124レ  124M列車(海0610→宿0715)、  225M列車6225レ(海0610←宿0725)と運用されている途中に相模鉄道本線上星川~西谷間での人身事故の影響から相互直通運転が取りやめとなり、自社路線に帰れなくなった12000系12105Fが羽沢横浜国大で折り返したのですが、それが  132M列車4869S列車(平日69運用・東日本旅客鉄道運用)であったために、所定の海老名(SO-18)始発川越行き列車(ただし実際は羽沢横浜国大始発となったため東日本旅客鉄道区間のみ)を代走する形となり、同系列の定期運用の北端である池袋を超えて池袋以北での埼京線でも運用されました。川越線に直通して川越まで運転されるかと思いきや、大宮(JA-26)で運転が打ち切られ、折り返しは  950K列車(平日51運用)となりました。試運転では川越まで走行したことがあるはずですが…。新宿(JA-11)到着後はいったん回送となり、そのあと相互直通運転が再開された後に平日72運用(相模鉄道運用)に充当されたものと思われます。

12000系が埼京線で各駅停車として池袋以北を代走運用したことがありましたが、優等種別でかつ平日のみの通勤快速で代走運用されるのは史上初のことと思われます。埼京線の通勤快速は赤羽(JA-15)~大宮間で通過運転を行い、同区間の途中停車駅は武蔵浦和(JA-21)のみとなっています。列車によっては戸田公園(JA-18)と南与野(JA-23)で各駅停車が通勤快速を待避することがあります。

2024年8月23日

【車種は最古参形式】小田急電鉄『8000形で蘇る懐かしのネームドトレインヘッドマーク復刻撮影会』開催へ

2024年8月21日より、小田急電鉄の子会社である小田急トラベルより、同年9月22日に開催を予定している、8000形の2編成を海老名検車区に並べた『8000形で蘇る懐かしのネームドトレインヘッドマーク復刻撮影会~味覚号・獅子鍋号~』に伴うツアーが発売中です。
▲『8000形で蘇る懐かしのネームドトレインヘッドマーク復刻撮影会』ツアーに使用される8000形(写真は4両固定編成の8065F)。撮影会では6両固定編成と4両固定編成を並べたうえで復刻した『秋の味覚号』『猪鍋号』のヘッドマークを装着する。
▲『8000形で蘇る懐かしのネームドトレインヘッドマーク復刻撮影会』ツアーに使用される8000形(写真は6両固定編成の8265F)。撮影会では6両固定編成と4両固定編成を並べたうえで復刻した『味覚号』『猪鍋号』のヘッドマークを装着する。

今回のツアーでは過去に実際に掲出されたことがある『秋の味覚号』と『猪鍋号』のヘッドマークを復刻し、通勤形最古参形式の8000形に掲出するものです。編成は4両固定編成と6両固定編成を並べて留置するので、土曜休日A11運用充当(6802レ・6両固定編成のみ)・土曜休日E11運用(海老名検車区への回送・4両固定編成+6両固定編成)のいずれかに充当された8000形か海老名検車区で前日にペアを一時的に解消したうえで予備となる8000形(なお10両を組んでいた場合は海老名検車区構内で解放される)を使用するものと思われます。同一番号ペアを使うのか、別番号で組んだペアかは当日まで分かりません。実際に『秋の味覚号』・『猪鍋号』ヘッドマークは当時の2600形・8000形・9000形(9000形は『秋の味覚号』のみ)に掲出されていたものが再現されますので、『猪鍋号』ヘッドマークについては当時の掲出編成が現存していないのが残念ですが、通勤形電車で現役最古参形式の8000形に掲出されるとあって楽しみですね。幕式ではない3色LED式ないしフルカラーLED式となった種別行先表示もイベントではどう再現されるのか注目です。

【無事間に合った】舞浜ディズニーリゾートライン“Type X”10形41号編成(グリーン)、運用復帰でラストランに備え

2024年7月28日に貸切運用で使用されるはずだった舞浜ディズニーリゾートライン初代車両の“Type X”10形41号編成(グリーン)が同年8月22日に約1ヶ月ぶりに運用復帰を果たし、9月1日に予定されている2周のラストランイベントになんとか間に合いました。
▲まもなく約23年間の活躍に終止符を打つ、舞浜ディズニーリゾートライン“Type X”10形41号編成(グリーン)が7月に運用を離れて以降、動きがなかったが、20日に無事に運用復帰を果たした。

最後の1編成である“Type X”10形は41号編成のみですが、7月下旬に運用されたのを最後に運用を離脱しており、本来貸切運用が予定されていたものの中止となった経緯から、動向が注目されていました。貸切運用は“Type C”100形で朝に一旦入庫した編成または予備車両を用いて行われていたようです。20日に運用復帰を果たした41号編成は22日には終日運用にも入るようになり、再び元気な姿を見せてくれました。引退まであと10日ほどですが、最後の雄姿をカメラに収めてみてはいかがだろうか。

“Type X”10形の通常列車での営業運転時刻についてはディズニーリゾートラインの公式HPに掲載されていますので、日中時間帯(6分間隔2本体制)で運用がない場合、貸切の運用に使用される可能性もありますので撮れるチャンスはなくはないと思っています。

2024年8月22日

【解体処分へ】東日本旅客鉄道E217系都クラY-15編成が長野総合車両センターに配給輸送される

2024年8月21日、東日本旅客鉄道鎌倉車両センター所属のE217系都クラY-15編成(クハE217-15以下11両)が新潟車両センター所属のEF64形1030号機に牽引され所属先から南武線経由で長野総合車両センターへ配給輸送されました。廃車解体処分のためと思われます。
▲EF64形1030号機に導かれて旅立ったE217系都クラY-15編成。この系列の基本編成では現役の最古参であった。

今回の配給輸送は日中時間帯に運転されました。基本編成単独・付属編成2本の廃車の場合は長野総合車両センターへの配給輸送で行われています。今回配給輸送された編成は1996年度に登場した3次車であり、約28年間の活躍でした。残っているE217系の基本編成では最古参でもありました。なお東海道線で運用経験のあるE217系は付属編成の2本だけ残っています(都クラY-101編成都クラY-102編成)。今年度も増備が続くE235系1000番台は基本編成が42編成、付属編成は39編成となり、付属編成もまもなく40編成に到達します。

【わずか1日限定⁉】東武鉄道50000・50050系51052Fの種別行先案内表示器がフルカラーLED式に更新されるが…

2024年8月21日、東武鉄道南栗橋車両管区所属の50000・50050系51052Fの種別行先案内表示器と列車番号表示器が3色LED式からフルカラーLED式に一時更新され、平日74T運用に充当されました。ところが22日にはフルカラーLED式から3色LED式に戻されており、平日56T運用に充当されました。一時的な試験の可能性がありますが動向には注意です。
▲8月21日の平日74T運用充当のときには種別行先案内表示器・列車番号表示器が更新された50000・50050系51052F。しかし22日には元に戻されてしまった。8月21日限定の試験であったのだろうか。なお列車番号表示器の更新は元東上線の51009F以来のことである。
▲元東上線の50000系51008Fの列車番号表示器は3色LED式だが、51009FのはフルカラーLED式である。ただし種別行先案内表示器は元東上線時代のままである。

50000系列では東上線森林公園研修区に所属する編成を中心に種別行先案内表示器の更新が行われており、地上専用車両(池袋(TJ-01)発着のみ使用)では51005Fを除いてゴシック体のフルカラーLED式に更新が完了しているようです。地下鉄直通編成では51072F51074Fの一部と51075Fのみ更新済みとなっています。ただし地下鉄直通編成は新製当初からフルカラーLED式で、明朝体から更新された程度です。今回は伊勢崎線系統にも波及するのではと期待されていましたが、21日限りで3色LED式に戻ってしまいました。今回の51052Fでは列車番号表示器が51009Fと同じものに更新されていたことから、今後の伊勢崎線系統および東上線系統の地下鉄直通対応編成の種別行先案内表示器と列車番号表示器の更新に影響を及ぼすものと見込まれます。伊勢崎線系統の編成のフルカラーLED化は進むのでしょうか…。

2024年8月21日

【無事復旧完了】小田急電鉄3000形3259F(旧川崎重工業2次車・6両固定編成)、種別行先案内表示器がフルカラーLED式に戻る

2024年8月21日、小田急電鉄3000形3259F(旧川崎重工業2次車・6両固定編成)の種別行先案内表示器のうち、同年3月6日からクハ3259の山側のみ3色LED式(明朝体のちゴシック体)に戻されていましたが、修理が完了したため、本来のフルカラーLED式に戻されて5135レ(平日A17運用)から営業運転に入っています。
▲2024年3月上旬から6号車山側の種別行先案内表示器が一時的に3色LED式に戻されていた3000形3259F。その際に2018年3月ダイヤ改正に備えて更新される以前の明朝体に戻っていたことは衝撃だった。この修理完了をもって3000形の種別行先案内表示器が3色LED式に戻されていた編成はいなくなった。ところで3262Fの更新はあるのだろうか。
▲種別行先案内表示器が3色LED式からフルカラーLED式に換装された3000形旧川崎重工業2次車のうち、3260Fはデハ3410の山側のみ3色LED式に戻されていた(ゴシック体)。3261Fは種別行先案内表示器が更新されて以降、3色LED式に戻されたことはない。
▲3000形2次車で種別行先案内表示器が3色LED式のままである3262F。この編成の更新はあるのだろうか。

3000形6両固定編成の1次車・2次車は3262Fを除き、種別行先案内表示器が3色LED式からフルカラーLED式に換装されましたが、3259Fではクハ3259の山側、3260Fではデハ3410の山側が3色LED式に一時的に戻され、3259FではROM更新前の明朝体(種別のみ枠あり)に戻っていたことから注目を集めていました。3260Fではすぐに修理が完了しましたが、3259Fではフォントがゴシック体に戻っても3色LED式のままを維持していました。種別行先案内表示器が3色LED式からフルカラーLED式に換装された後に一時的に3色LED式に戻されるケースは2000形2054Fのクハ2454の前面部であって以来でしたが、字体フォントまで戻るとは思いませんでしたので、あの時の衝撃は一生忘れないでしょうね。

【漸く設置された】東日本旅客鉄道E233系0番台都トタT40編成が編成替えでサハE233-540に車椅子対応トイレが設置される

2024年8月20日、東日本旅客鉄道東京総合車両センターにグリーン車の組み込み対応工事として入場していたE233系0番台都トタT40編成が編成替えと4号車のサハE233-540に車椅子対応トイレを設置して出場しました。同編成はT編成で残り少ない車椅子対応トイレ未設置の編成となっていました。
▲E233系0番台都トタT40編成が編成替えを行い、6号車から4号車に移動するサハE233-540に車椅子対応トイレを設置した。なお同系列0番台のT編成とH編成の一部に掲出されている“10 CARS”ステッカーはない。
▲E233系0番台の4号車(T編成は元6号車を移動、H編成は改番)に設置された車椅子対応洋式トイレ。10両固定編成のT編成は付随車1両に設置され編成替えが実施されているが、H編成は中間付随車がなく編成替えができないため、中間電動車1両に設置され改番が実施された。
▲E233系0番台のT編成で唯一車椅子対応トイレ未設置となっている都トタT71編成。ただし同編成は“10 CARS”ステッカーを掲出している。

今回の出場で車椅子対応トイレおよび車椅子やベビーカーが利用できるフリースペースと、トイレ設置に伴う編成替えが実施され、トイレを設置したサハE233-540が4号車に、モハE233-240+モハE232-540が1両分ずれて4号車・5号車から5号車・6号車に移動しました。これでE233系0番台の10両固定編成のT編成でトイレ未設置の編成は都トタT71編成のみとなっています。他路線への転属が噂されている同編成の動きが気になります。そして同系列0番台のグリーン車は新たに8両(サロE233-45+サロE232-45・サロE233-46+サロE232-46・サロE233-47+サロE232-47・サロE233-48+サロE232-48)が総合車両製作所横浜事業所で製造されて出場、ハイフン以下48の車両まで登場しました。4両ずつ試運転を行ったうえで疎開されるものと思われます。また8月17日には中間にサロE233-2+サロE232-2を組み込んだ都トタT24編成を立川(JC-19)2番線に展示したイベントも実施されました。

E233系0番台でトイレ未設置編成は2編成(都トタT71編成都トタH49編成)となりました。

2024年8月20日

【HM変更で夏仕様に?】小田急電鉄のロマンスカーミュージアムの一部保存車両のヘッドマークが変更に

2024年8月頃より、神奈川県海老名市にある小田急電鉄のロマンスカーミュージアムに保存展示されている一部ロマンスカー車両のヘッドマーク部分の愛称表示器の表示が変更されています。夏限定の仕様かは不明ですが、少なくとも8月いっぱいまでは変更後のままになるものと思われます。
▲写真左側のロマンスカー“NSE”3100形3221Fはデハ3231側の愛称表示器に『さようなら3100形(NSE)』のステッカーがあったが、撤去され『スーパーはこね』となっている。写真右側の“SE”3000形3021Fはデハ3025側の愛称表示器部分が『あさぎり』から『江ノ島・鎌倉EXPRESS』に変更されている。
▲写真右側のロマンスカー“LSE”7000形7003Fのデハ7003の愛称表示器は『はこね』から『湘南マリンエクスプレス』に変更されている。期間限定の変更の可能性がある。
▲ロマンスカーミュージアムの出入口付近にはロマンスカーデザインの自動販売機が3台設置されている(当初は2台)。愛称表示はミュージアム開館当初のものとなっている。西口付近の海老名検車区側のエスカレーター・階段付近に10形を模した自動販売機、さらに横断歩道を渡った先の広場付近にロマンスカー“RSE”20000形を模した自動販売機が設置されている。

ロマンスカー“SE”3000形3021Fではデハ3025側の愛称表示器が『あさぎり』から『江ノ島・鎌倉EXPRESS』となり、通路を挟んで“NSE”3100形3221Fではデハ3231側の愛称表示器に貼付されていた『さようなら3100形(NSE)』のステッカーが撤去されて本来の姿に戻り表示は『スーパーはこね』となっています。さらにロマンスカー“LSE”7000形7003Fのデハ7003の愛称表示器は『はこね』から『湘南マリンエクスプレス』となっています。ちなみに“NSE”3100形3221Fのデハ3221は『えのしま』のままであるため、期間限定での変更となっている可能性があります。期間限定の愛称表示をご覧になりたい方はロマンスカーミュージアムのホームページを参照し開館時間・休館日を必ず確認してくださいね。

2024年8月19日

【MSEはまさかの4両】小田急電鉄『ロマンスカーで出発進行!家族で夏休み自由研究ツアー』が無事に開催される

2024年8月17日、小田急電鉄ロマンスカー“EXEα”30000形とロマンスカー“MSE”60000形を使用した『ロマンスカーで出発進行!家族で夏休み自由研究ツアー』に伴う特別団体専用列車が運転されました。なお15日から16日にかけて接近した台風7号の影響から一時ツアーの開催が危ぶまれていましたが、無事に開催されました。
▲『ロマンスカーで出発進行!家族で夏休み自由研究ツアー』の午前の特別団体専用列車に充当された土曜休日N44N64運用のロマンスカー“EXEα”30000形30056F+30256F。夕方の海老名検車区出庫前までの海老名検車区滞在時間を活用した。相武台前(OH30)構内留置線に到着後は海老名検車区に戻ったものとみられる。
▲『ロマンスカーで出発進行!家族で夏休み自由研究ツアー』の午後の特別団体専用列車に充当された土曜休日N21運用のロマンスカー“MSE”60000形60053F。『メトロえのしま』の大野総合車両所入庫の合間を活用したものと思われ、経堂(OH11)到着後は直接片瀬江ノ島(OE16)まで回送されたものとみられる。
▲この日は8000形8065F+クヤ31形を使用して小田原線の定期検測運転(架線検測あり)も実施された。18日は江ノ島線と多摩線の定期検測運転(架線検測あり)が実施された。

使用編成はロマンスカー“EXEα”30000形が30056F+30256F(土曜休日N44N64運用充当)、ロマンスカー“MSE”60000形が60053F(土曜休日N21運用充当)となりました。このツアーは15日から16日にかけて接近した台風7号の影響でツアー自体の開催が危ぶまれていました。なおロマンスカー“MSE”60000形4両固定編成が特別団体専用列車とはいえ単独で新宿(OH01)まで入線するのは珍しいことです。なお夕方から再び『メトロえのしま』の運用に入る必要があるため、経堂到着後は大野総合車両所に入庫せず片瀬江ノ島に直接回送されたものと思われます。

今回の『ロマンスカーで出発進行!家族で夏休み自由研究ツアー』参加者の中に遭遇された方がいらっしゃるかどうかはわかりませんが、同日に8000形8065F+クヤ31形を使用した定期検測運転が小田原線で実施され、今回はクヤ31形の下枠交差式パンタグラフが上昇し、それを照らすライトが点灯していたことから架線検測も同時に実施されました。架線検測の有無はクヤ31形の下枠交差式パンタグラフが上昇しているかそうでないかで判別することができます。喜多見検車区でのイベント実施の際にもこのペアでしたから、クヤ31形を用いた関連イベントの際には8000形8065Fまたは8066Fを連結する必要がありますね。

2024年8月18日

【まさかまさかの】相模鉄道で東急電鉄5000・5050系4000番台の新幹線ラッピング車両に出会う

2024年8月17日、私は京浜急行電鉄の撮影を終えた後は、横浜市交通局ブルーライン経由で相模鉄道いずみ野線へ。今回はいずみ中央(SO-35)にて。
8000系8712F6735レ(土曜休日51運用)。初代塗装に復刻されたことがある8713F以外では最後に前照灯と種別行先案内表示器・列車番号表示器が更新された編成。更新前も記録していましたが、更新後は意外にも初かも。ラストナンバーの更新をもってマグサインタイプの列車番号表示器と3色LED式は完全消滅に。
9000系9707F6737レ(土曜休日62運用)。9000系ラストナンバーも久しぶり。
東急電鉄5000・5050系4000番台4105F7425レ(土曜休日51K運用)。前回の東横線内に引き続き、相模鉄道線内でも東海旅客鉄道東海道新幹線をイメージしたラッピング電車となっている編成に出会いました。本線二俣川(SO-10)以西と西谷(SO-08)~横浜(SO-01)間の乗り入れが少なく、相模鉄道完結運用も少ないこの4000番台。日常的に走行するのは基本的に新横浜(SO-52)~湘南台(SO-37)間とみた方がいいかも。
東急電鉄5000・5050系4000番台4105Fについては折り返しの7430レ(土曜休日51K運用)でもキャッチしました。同編成は東武鉄道に先行運用の都合で貸し出されたときから知っていますが、新幹線ラッピングで注目される日々が続きそうです。撮影は以上です。

※おまけ※

京浜急行電鉄の撮影の後、横浜市交通局ブルーライン経由で相模鉄道に向かったのは横浜市泉区にあるこの施設に注目したためです。7月下旬にいずみ野線ゆめが丘(SO-36)に近接する商業施設『ゆめが丘ソラトス』です。屋上には子どもたちが遊べる『そうにゃんぱーく』があり、そうにゃんが出迎えてくれます(駅名標もほぼ忠実に再現されています)。猛暑だったこともあり、一部の遊具が使用停止となっていました。
そうにゃんパークのテラスからはゆめが丘を発着・通過する列車を眺めることができます。写真は10000系10708F6731レ(土曜休日68運用)が発車するシーンを捉えています。
この施設のアクセスのためにICカード専用の改札口とICカードのチャージ機(改札外)が新設されました。ただし通常の切符の場合は普段通り北口改札口を利用する必要があります。
改札口ではそうにゃんがソラトスの訪問者を出迎えてくれます!