2023年4月27日、小田急電鉄大野総合車両所88番構内留置線に留置中の3000形3655F(8両固定編成・旧東急車輛製造4次車)ですが、帯のロイヤルブルーがクハ3955側から撤去されています。帯色をインペリアルブルーに変更するための準備と思われます。
▲大野総合車両所に留置されている3000形3655F(旧東急車輛製造4次車)のロイヤルブルーが撤去され、インペリアルブルーに変更される動きへ。同形式8両固定編成の帯変更は実に3657F(旧東急車輛製造4次車)以来で約1年2ヶ月ぶりのことだ。
3000形の前面部・側面部の帯色がインペリアルブルーとなるのは今年3月の6両固定編成の3277F(日本車両製造7次車)以来ですが、8両固定編成は3657F(旧東急車輛製造4次車)以来で約1年2ヶ月ぶりのことになります。車内照明のLED化はすでに完了していますので、帯の変更のみが行われるものとみられます。これで同形式の4次車からロイヤルブルーが消滅することになります(6両固定編成はリニューアル更新工事でインペリアルブルーとなっている)。なお現在ロイヤルブルーで残るのは10両固定編成5本(3091F~3095F)、8両固定編成4本(3651F~3653F・3658F)、6両固定編成5本(3263F・3264F・3269F・3270F・3271F)となります。2011年以降に10両固定編成に改造された5編成ではいまだにインペリアルブルー帯に変更されていません。6両固定編成や8両固定編成と異なり、8000形の廃車が進んでいることや予備の関係、また帯変更には長期間の運用離脱が必要になるなど、何らかの事情が絡んでいそうです。
【3000形ロイヤルブルー帯 在籍状況】※2023年4月27日現在
合計…112両
6両固定編成…5編成(30両)
8両固定編成…4編成(32両)
10両固定編成…5編成(50両)
《3次車》3263F・3264F・3651F・3652F・3653F
《5次車》3269F・3270F・3271F・3658F
《7次車》3094F・3095F(1号車~3号車・8号車~10号車)
《8次車》3091F~3093F(1号車~3号車・8号車~10号車)
《9次車》3091F~3095F(4号車~7号車)
【3000形インペリアルブルー帯 在籍状況】※2023年4月27日現在
合計…234両 ※下線部はリニューアル車(入場中含む)、帯変更で入場中も含む
6両固定編成…22編成(132両)
8両固定編成… 4編成( 32両)
10両固定編成… 7編成( 70両)
《1次車》3251F~3254F(全編成)
《2次車》3255F~3262F(全編成)
《3次車》3265F・3266F
《4次車》3267F・3268F・3654F・3655F・3656F・3657F(全編成)
《5次車》3272F・3087F(1号車・4号車~10号車)
《6次車》3273F~3275F・3083F~3086F(1号車・4号車~10号車)
《7次車》3276F・3277F・3081F・3082F(1号車・4号車~10号車)
《8次車》該当なし
《9次車》該当なし
《10次車》3081F~3087F(すべて2号車・3号車)
※注意※
●3000形6両固定編成の3265F・3266F・3268Fはリニューアル車
●10両固定編成の中間増備車は製造時期と仕様を考慮して分類
●10両固定編成は9次車・10次車を除き登場時の種車を参考に分類