2023年4月25日に相模鉄道本線で性能確認試運転を行っていた10000系10704F(8両固定編成)が26日の2094レ(平日14運用)より営業運転に復帰しました。8両固定編成では2編成目の制御装置更新車ですが、同系列8両固定編成での3代目塗装は初めてのこととなります。
▲10000系10704F(8両固定編成)が3代目塗装“YOKOHAMA NAVYBLUE”に生まれ変わり、営業運転に復帰した。2021年・2022年の10702F(10両固定編成)・10703F(8両固定編成)では塗装変更見送りとなったこともあり、約2年5ヶ月ぶりの塗装変更も行われた。
▲10000系唯一の3代目塗装となっている10701F。この濃紺塗装が8両固定編成の10704Fで初めて登場した。同系列のベース車両となった東日本旅客鉄道のE231系(1000番台)でも制御装置更新工事が再開されており、残る未更新編成4本の動向が注目される。
▲10000系10702F(10両固定編成)・10703F(8両固定編成)のみ見られる仕様。この両編成の塗装変更が実現するかどうか。
10000系の3代目塗装への変更は2020年11月から3代目塗装で運用復帰した10701F以来で約2年5ヶ月ぶりのこととなります。さらに8両固定編成では初めての3代目塗装となります。ドアステッカーや車番ステッカーは3代目塗装への変更に伴い10701Fと同じものに変更されました。同系列の8両固定編成の制御装置更新編成は2本目ですが、同系列の8両固定編成での3代目塗装は初めてとなります。8000系8708F・8710Fは3代目塗装とならず2代目塗装のまま前照灯と種別行先案内表示器の更新のみで運用復帰させたことがありましたので、2023年から塗装変更再開のきっかけとなる一歩となりました。