2023年4月24日

【京王電鉄などと同じもの】京浜急行電鉄、全保有車両に車内防犯カメラシステム“loTube”を導入へ

2023年4月21日、京浜急行電鉄が近年の小田急電鉄や京王電鉄での車内での傷害事件などの発生を受けて、現行の記録式防犯カメラ(東日本旅客鉄道などで導入されているタイプのもの)に代わり、リアルタイムで確認できる防犯カメラの“IoTube”(LED照明と一体となった防犯カメラ)を導入を2023年9月から2026年度末まで(2027年3月)に現保有の全車両に行うと発表しました。
▲京浜急行電鉄の主力車両は新1000形。防犯カメラ設置は新1000形の転換クロスシート車の“Le Ciel(ル・シエル)”など一部編成、2100形の一部編成にとどまる(写真はアルミ車体の1057編成)。ただし東急電鉄や京王電鉄が導入を進める“IoTube”ではなく、東日本旅客鉄道E231系1000番台やE233系3000番台などと同じタイプのものとなっている。

今回導入される車内防犯カメラは京王電鉄や東急電鉄で導入が進む“IoTube”というタイプのもので、京王電鉄では傷害事件があった8000系を中心に設置されており、5000系はラストナンバーのみ“IoTube”が設置され(ただし車内防犯カメラ自体は新製当初から設置されているため、順次“IoTube”対応になるか)、7000系の一部編成は5000系投入に伴う廃車が迫っているのか分かりませんが、防犯カメラの“IoTube”が設置されていないようです。これを京浜急行電鉄の全車両に導入し、すでに導入されている編成は“IoTube”のものに交換するものとみられています。2026年度末までということで、今年秋から約4年間かけて導入を進めていくものと思われます。