2023年4月14日、西武鉄道新宿線・拝島線を中心に運用されている玉川上水車両基地所属の6000系6101Fが武蔵丘車両検修場に入場するため回送されました。この編成は同系列で唯一種別行先案内表示器が幕式、制御装置がGTO素子を維持した編成であるため、これらを更新するための工事を受ける可能性があります。
▲最後まで残った就役当初からのオリジナル編成の6000系6101Fが武蔵丘車両検修場に入場するため回送されたが、6102Fと同様に種別行先案内表示器と制御装置の更新工事を受ける可能性がありそうである。こうなると6000系のオリジナル仕様は一部消滅となりそうか。
前回武蔵丘車両検修場に入場した6102Fが種別行先案内表示器と制御装置を更新して出場をしており、6101Fでも同様の動きをするものと思われます。なお6102Fでは前面部の種別行先案内表示器が種別と行先で別々のままであるほか、車内案内表示器の交換自体は行われていませんので、6101Fでも同様の改造内容になることは想像に難くありません。これが事実であれば新宿線系統からGTO素子が消滅することになります。池袋線系統から移籍してきた6103F・6108Fが活躍中ですが、今後も一部オリジナルスタイルを維持して走り続けてほしいものです。