2023年4月14日、小田急電鉄海老名検車区とロマンスカーミュージアムで5月20日から21日にかけて『プレミアム撮影会、5種類のロマンスカー大集合!(歴代ロマンスカー全てに出会える特別企画)』の開催を発表しました。17日より小田急トラベルより発売開始となります。
▲2018年3月のダイヤ改正で就役し5周年を迎えたロマンスカー“GSE”70000形。通常時は喜多見検車区を入出庫するが、1編成を撮影会に使用する関係で、5月21日に限っては海老名検車区に臨時回送で一旦送り込み、再度出庫する形に変更する。
▲2008年3月のダイヤ改正で就役し15周年を迎えたロマンスカー“MSE”60000形。土曜休日は在籍する全編成を用いて運用されるため、4両固定編成・6両固定編成の1本でも運用離脱となれば、前者の場合は1運用で6両固定編成の単独運用となるほか、後者の場合は土曜休日N75運用を“EXE/EXEα”30000形6両固定編成で代走することがある。
▲1996年3月のダイヤ改正で就役しリニューアル更新工事を経て2026年で30周年を迎えるロマンスカー“EXE/EXEα”30000形。全7編成のうち2編成は未更新の茶色を維持している。撮影会には茶色と銀色の1編成ずつを使うこととなる。
▲2005年3月のダイヤ改正で就役したが、主要機器更新や車体修理の困難さなどから2022年3月に定期営業運転を終了したロマンスカー“VSE”50000形。今秋に完全引退となり、保存に向けた動きなどが注目されている。撮影会に使用された編成が特別団体専用列車として海老名(OH32)→新松田(OH41)→新宿(OH01)の経路で運転する。
このイベント企画に伴うツアーに参加される際は集合時間が夜となっていますのでご注意ください。1日目には事前に海老名検車区に送り込まれたロマンスカー“VSE”50000形の撮影会を行ったあと、ロマンスカーミュージアムでのガイドツアーを経て、保存展示されている歴代ロマンスカーの車内で宿泊します。2日目は朝5時に起床、海老名検車区で出庫準備をする各車両(東京地下鉄16000系や東日本旅客鉄道E233系2000番台を含む)の風景を収めることができるほか、そのあとに約60分間でロマンスカーを4形式5車種並べた撮影会となります。ただし各形式とも海老名検車区出庫前状態での撮影となるため、撮影会は早朝となります。ロマンスカー“VSE”50000形とロマンスカー“GSE”70000形以外は普段から海老名検車区を入出庫するほか(ただしロマンスカー“GSE”70000形は土曜休日N31運用の送り込みで喜多見検車区出庫が所定のため、前日に海老名検車区を入出庫する形に変更するか、撮影会直前の早朝に海老名検車区に送り込まれるかになりそう)、ロマンスカー“EXE/EXEα”30000形では片方の1本が予備編成を用いる可能性があります。
撮影会のあとフリータイムを経て撮影会に使用されたロマンスカー“VSE”50000形に乗り、ツアーの締めくくりとして海老名→新松田→新宿の経路にて特別団体専用列車を運転します(喜多見検車区への返却を兼ねているが、一旦新宿まで運転するため、折り返し喜多見検車区に回送となる)。新松田では本線に挟まれた中線に入線して折り返します。現行ダイヤでは同駅発着列車が使用しますので、同形式の入線は珍しいものとなります。
ちなみに宿泊となるロマンスカー車種の座席によって追加料金が必要な場合があります。確認のうえ申し込むようにしてください。