2022年4月27日に東日本旅客鉄道が2023年度鉄道設備投資事業計画を発表しました。投資額は連結では約7,360億円、単体では約6,090億円となります。
▲E233系0番台ではグリーン車2両(サロE233形0番台+サロE232形0番台)の導入に向けて、引き続き工事や総合車両製作所横浜事業所での車両製造が行われる。現時点では0番台向けのグリーン車は2編成分(4両)となっているが、今年度は何編成分出てくるのだろうか。
▲首都圏の各駅への設置が進んでいるホームドア。南武線登戸(JN-14)では一時期に別タイプのホームドアを試験していたことがあったが、結局は武蔵小杉(JN-07)1番線・2番線と同じ従来型のホームドア導入ということになった。
車両面についてはE233系0番台(八トタ)に組み込まれるグリーン車(サロE233形0番台・サロE232形0番台)、山形新幹線E8系(幹カタ)、ここでの言及はないものの横須賀線・総武快速線向けのE235系1000番台(横クラ)の新製が予定されています。E233系0番台・E235系1000番台のグリーン車は総合車両製作所横浜事業所で製造される見通しです。E235系1000番台では半導体不足の影響からコストカット仕様が導入されており、今年度増備車も同様になるものと思われます。
設備面では東北新幹線上りと山形新幹線上りを立体交差で結ぶアプローチ線の工事推進や、首都圏在来線のホームドア設置(今年度は南武線登戸(JN-14)で従来タイプ、中央・総武線東中野(JB-08)、京浜東北線大宮(JK-47)、南武線武蔵中原(JN-08)・武蔵新城(JN-09)、矢野口(JN-17)、横浜線小机(JH-17)、中山(JH-19)、十日市場(JH-20)、成瀬(JH-22)、相模原(JH-28)、八王子(JH-32)ではスマートタイプを導入予定だが、使用頻度の少ないホームは対象外となる)、また上野東京ライン運用車両で運転予定の羽田空港アクセス線(仮称)の工事を行います。南武線登戸では一時期従来型に類似したホームドアの試験を行っていましたが、結局は従来型の導入に落ち着き、2番線以外に設置されるようです。