2023年3月下旬より、小田急電鉄5000形5056Fで駅停車中に鳴動する盲動鈴とドア開閉時に鳴動するドアチャイムが変化しています。現時点ではこの編成だけで確認されています。
▲3月下旬頃から5000形5056Fだけが盲動鈴とドアチャイムが変わっている。同形式のドアチャイムの音量は小さめに設定されているため、その編成だけ音量が大きめとなっているので要注意だ。音量は車外(ホーム上)でもはっきり聞こえるレベルだ。
もともと5000形の盲動鈴は導入当初からロマンスカー“MSE”60000形や東海旅客鉄道東海道新幹線のN700系(N700S系を含む)のドアチャイムを1ターン分短くしたものが使用され、ドアチャイムは3000形や4000形と異なりロマンスカー“EXEα”30000形と同じ2打式が採用されています。しかし5056Fでは盲動鈴が東武鉄道50000系列と似たもの(すなわち3000形リニューアル車と類似したもの)に変更されているほか、ドアチャイムの音量が他編成よりも大きめとなっています。エコーがかかっているかのような音なので、東日本旅客鉄道209系やE217系のような音になっています。
この盲動鈴とドアチャイムの変更が他編成に及ぶのかどうか注目されますね。2022年度では5062Fまで増備が進みましたが、2023年度も3000形リニューアルのほかに5000形の増備があれば、5056Fのような仕様変更が見られるのかもしれません。