2017年4月4日

東日本旅客鉄道上越新幹線にE4系置き換えのためE7系を2018年度から投入へ

2017年4月4日、東日本旅客鉄道が上越新幹線『Maxとき』『Maxたにがわ』の全列車で使用されている新潟新幹線車両センター(新ニシ)所属の2階建て新幹線E4系を北陸新幹線向けと同一仕様のE7系に置き換えると発表しました。上越新幹線向けにE7系が増備されることによりE4系の現役全23編成が置き換えられることになります。
▲北陸新幹線で運用されるE7系(写真はそれと同一仕様の西日本旅客鉄道のW7系)。この系列が上越新幹線にも投入される。E7系増備車の所属先は新潟新幹線車両センター(新ニシ)と思われる
▲E7系の投入で置き換えられるE4系。同系列同士を2編成を連結した16両編成も見納めか。現在では全23編成がピンクを基調とした『朱鷺(トキ)色』となっており旧塗装車両は消滅している。

E4系の在籍両数は新ニシP1編成から新ニシP3編成が廃車となったことで現在では新ニシP4編成から新ニシP22編成、新ニシP51編成、新ニシP52編成、新ニシP81編成、新ニシP82編成の8両23編成、合計184両となっており、このうち新ニシP51編成・新ニシP52編成は北陸新幹線の軽井沢まで、新ニシP81編成・新ニシP82編成は北陸新幹線の長野まで入線できる編成です。今回投入されるE7系増備車は12両11編成、合計132両となっています。北陸新幹線で運用されている同系列と同一仕様で製造され、E4系は2020年度末(2021年3月頃か)までに全23編成がE7系に置き換えられることになります。現状ではE7系増備車のみで全編成を置き換えることはできませんが、北陸新幹線向けとして長野新幹線車両センター(長ナシ)に配置されている編成と新たに配置されると思われる新潟新幹線車両センター(新ニシ)向けの編成を同一仕様とすることにより、E7系の長野配置編成(主に北陸新幹線向け)と新潟配置編成(主に上越新幹線向け)の運用が別々となるかどうかはわかりませんが、もしかすると車両不足時などを考慮したときに場合によっては長野配置編成が上越新幹線運用に、新潟配置編成が北陸新幹線運用に入る・・・という可能性が考えられそうですね。