2017年4月4日、東京地下鉄日比谷線向けで千住検車区所属の03系03-113Fが千住検車区竹ノ塚分室から東武鉄道スカイツリーライン・伊勢崎線・佐野線経由で渡瀬(TI-31)構内の北館林荷扱所へ自走回送されました。03-114F・03-116Fに続いて廃車解体のためと思われます。
▲03系の5扉車組み込み編成の03-113Fが帰らぬ旅へ。この編成の廃車によって残る03系は8両39編成(312両)でそのうち5扉車組み込み編成は残り17編成(136両)となった。先に廃車となった03-114F・03-116Fとともに5扉車組み込みでチョッパ制御となっている編成が廃車となっている。
▲3月25日から本格的な営業運転を開始した13000系(写真は2016年12月23日から25日にかけて実施された13101Fによる日比谷線内特別運転の様子)。現在は7両2編成(14両)のみの在籍だが今後も増備が予定されている。今年度は何編成が製造されるのか気になるところではあるが・・・。
後継車両の13000系13101F・13102Fが本格的な営業運転を開始して以降となって03系で廃車が発生するのはこの編成が初めてと思われます。これで03系は残り39編成(そのうち5扉車組み込みは17編成)となりました。03系は5扉車組み込みでチョッパ制御の編成が先に廃車となっていることについて、あくまで私の個人的な予想ではありますが、03系のうち全車3扉車の初期車両にはチョッパ制御からVVVFインバータ制御に変更された編成(03-101F~03-108F)がいるほか、全車3扉車の後期車両は新製当初からVVVFインバータ制御となっている(03-135F・03-136FはVVVFインバータ制御が更新されている)ことを踏まえると、先に廃車となった03-114F・03-116Fと今回の03-113Fはいずれも5扉車組み込みでチョッパ制御であったことから、5扉車組み込みでチョッパ制御となっている編成を先に廃車させている可能性が考えられます。