2017年4月28日、東武鉄道が2017年度事業計画を発表しました。投資額は約345億円です。【車両面】と【設備面】に分けてご紹介します。
【車両面】
▲東京地下鉄日比谷線直通向けの新型車両70000系電車。今年度はすでに新製された3編成を含めた10編成(70両)が投入され、2019年度までに22編成(154両)を導入する予定だ。
▲東武鉄道の軌道検測車は100系の塗装とそっくりであるが、今年度はこの車両を新型に更新へ。
車両面では東京地下鉄13000系とほぼ同一仕様で製造された日比谷線直通列車向けの新型車両70000系電車を営業運転に投入、今年度は7両10編成(70両:71701F~71710F)を導入し、従来の20000系列を順次置き換えていくものと思われます。2019年度までの投入数は22編成(~71722F)で20000系列よりも2編成少なくなっています(20000系列は合計で24編成が在籍するが一部保留車となっている)。一方で東武鉄道の軌道検測車は今年度は新型タイプに更新するようです。また下今市(TN-23)~鬼怒川温泉(TN-56)間で北海道旅客鉄道から借り受けた蒸気機関車のC11形207号機と四国旅客鉄道から客車6両と日本貨物鉄道および西日本旅客鉄道から譲り受けた車掌車を用いた『SL大樹』が8月10日から運用を開始します。
【設備面】
▲東上線和光市(TJ-11)1番ホーム・4番ホームに設置されたホームドア(停車中の車両は9000系9101F)。今年度は川越(TJ-21)での整備が完了するほか、池袋(TJ-01)、朝霞(TJ-12)、志木(TJ-14)の各駅での整備に入る。
設備面では高架化事業が進められており、引き続き竹ノ塚(TS-14)付近、清水公園(TD-15)~梅郷(TD-18)間の高架化工事(竹ノ塚では下り急行線のみ完了)、逆井(TD-27)~六実(TD-29)間の複線化工事のほか、新たに曳舟(TS-04)~とうきょうスカイツリー(TS-02)間にある踏切除却のための高架化工事の着手に入ります。ホームドアは今年度では川越での整備完了することになっており、新たに池袋、朝霞、志木の各駅でのホームドア整備に入ります。2020年度までには1日の利用者が10万人以上の押上(TS-03)、北千住(TS-09)の3階ホーム(日比谷線直通列車が使用)、新越谷(TS-20)、北越谷(TS-22)の8駅で整備を予定しており、2021年度以降はとうきょうスカイツリー、北千住の1階ホーム(浅草[TS-01]発着列車や半蔵門線直通列車が使用)、小菅(TS-10)~蒲生(TS-19)の各駅、越谷(TS-21)、北池袋(TJ-02)~成増(TJ-10)の各駅、朝霞台(TJ-13)、大宮(TD-01)での整備を推進します。