2017年4月19日

横浜市交通局ブルーラインの新型車両『3000V形』3611Fに出くわす

4月19日は個人的な用事で出かけていたのですが、その用が早く済んだので、まずは東日本旅客鉄道東海道線・上野東京ライン・湘南新宿ラインを乗り鉄、湘南新宿ラインでは小山車両センター所属では数少ない機器未更新のE231系1000番台宮ヤマU519編成に乗ることができました。気温が上昇して暖かくなってきたので、混雑具合などで空調を作動させているところもあり、機器更新前の録音にはだんだん向かなくなりますね。

乗り鉄を楽しんだ後は戸塚(JT-06, JO-10, JS-10)で途中下車し、横浜市交通局ブルーラインへ。

3000形3611F。1117A列車(平日17運用)。なんといきなり新型車両の『3000V形』と称される3611Fに出会いました。今後はこの編成を含めて8編成が導入され、三菱電機製GTO素子の『3000A形』3241F~3311Fを制御装置の更新を兼ねて置き換えることとなりそうです。なお『3000V形』デビュー記念のラッピングはすでに撤去されていました。あらら残念・・・。

側面のフルカラーLED式種別行先案内表示器は『(種別)[その下部に英語表記]』、『(行先)』、『ブルーライン  次は(停車駅)』、『Blue Line  Next (停車駅)』と表示するパターンでした。種別と行先の表示が一緒になっていないんですね。

早速乗り込むと、車内LCD旅客案内表示器が2画面設置されており、右側の次駅表示は日本語(漢字・ひらがな)、英語のほかに中国語や韓国語でも表示されています。左側は神奈川新聞のニュースなどが表示されます。ブルーラインの3000形で車内LCD旅客案内表示器が導入されるのはこの編成が初めてのことです。

ドアランプの採用もこの車両が初めてです。扉開閉時だけでなく駅到着前にも点滅します。

各車両には車椅子スペース兼ベビーカースペースが設置されています(写真は中間車のもの)。

車内照明は分散型のLED照明となりました。他編成と比べてもかなり明るい印象を受けました。

車内銘板には『日本車両  2017』とあります。3次車の『3000R形』、4次車の『3000S形』と同じく日本車両製造となっています。ちなみに新製出場した(甲種輸送された)のは昨年12月なのですが・・・。

車両番号は車内では従来通り貫通路上部にあります。4桁の番号のうち2桁目と3桁目が編成番号にあたり、4桁目が号車となるので、湘南台(B01)寄りから3611+3612+3613+3614+3615+3616となっています。この番号は3000形の第61編成(3611F)の3号車ということになります。

ちなみに上大岡(B12)で途中下車し車体側面部の番号を探したら、こんなところにありました・・・。小さくて見つけるのに相当苦労しました・・・。ちなみに3611Fの特筆すべき特徴として、貫通扉は各車両に設置され、そのガラスには横浜の名所(ベイブリッジなど)がデザインされていたほか、床色や座席は青色ベースで、ゆずりあいシートの床部分は赤色で識別されていました。また旅客用扉のドアステッカーは横浜市交通局のキャラクター『はまりん』のイラストが省略されたものとなっています。

3000形3441F。1110B列車(平日10運用)。3611Fとの比較用に3次車の3441Fを撮影。ブルーラインはかなり久しぶりに乗ったので、自動放送担当が東京地下鉄と同じ方に変更されていました(これは快速運転開始に伴う自動放送更新の模様)。よく見ると『踊場(B06)』止まりの列車ですね。

私は湘南台へ向かうためこのあとの3000形3361Fの1112B列車(平日12運用)で向かい、小田急電鉄江ノ島線へ乗り継ぎました。新型車両の3611Fには軽く乗車した程度ではあるものの、中間車に乗ったのでVVVFインバータ制御を堪能。しかし加速音や減速音が従来編成と大きく異なっていたので、制御装置が三菱電機製IGBT素子ではなく、三菱電機製SiC素子に変更された可能性が高いですね