2017年4月13日

【新展開】東日本旅客鉄道209系2200番台横ナハ53編成が幕張車両センターに転属へ!?

2017年4月10日に約2ヶ月間の疎開留置から中原電車区に帰還していた東日本旅客鉄道209系2200番台横ナハ53編成(クハ209-2202以下6両)ですが、4月12日にドアステッカーを撤去した状態で所属先を離れて中央線・総武快速線経由で幕張車両センター(千マリ)へ回送されていたことが明らかになりました。廃車解体かと思われていた同編成に新たな展開が待っていたようです。
▲209系2200番台横ナハ53編成に新展開が。廃車前提の疎開回送先となる国府津車両センター(横コツ)ではなく、京浜東北・根岸線時代の同僚たちが多く残っている幕張車両センター(千マリ)へ回送された。廃車ではなく転属の動きとなるようだ

同編成は幕張車両センターに到着した後、両先頭車のクハ209-2202およびクハ208-2202にあったステッカー式の編成番号札『53』が撤去されたのち、新たに『J1』と書かれた黄色の編成番号札がかけられており、元横ナハ53編成は中原電車区から幕張車両センターに転属して『千マリJ1編成』を名乗るものとみられます。なお千葉支社では12日に既存の209系6両編成1本を改造して、房総エリアの各路線において自転車を折りたたまずそのまま乗車できる専用列車(サイクルトレイン)の運転を発表したことから、その専用列車向けとして元横ナハ53編成改め千マリJ1編成を種車にするものと考えられます。同編成は当時の0番台宮ウラ24編成のうち6両から改造された車両で、京浜東北・根岸線から房総各線ではなく南武線に転用されていたため、先に房総各線に配置されていた209系2000・2100番台と異なり、座席はすべてロングシート配置である(2000・2100番台では先頭車がセミクロスシート配置に改造されている)ほか、スカートなどは0番台時代のまま存置されています。なお千マリJ1編成はサイクルトレインに充当されることから座席数は100席に減らされるものと思われます。元横ナハ53編成改め千マリJ1編成の改造工事を終えた際に側面部の車番、車両の帯、連結器、スカートが一体どうなっているのか、その改造後の姿が現れるまでのお楽しみとなりそうですね。