2017年4月23日

東京急行電鉄5000系の6扉車3両組み込み編成が完全消滅

2016年4月20日の平日27K運用(久喜[TI-02]09:10発→長津田[DT-22]11:18着の列車)をもって最後の6扉車3両組み込み編成であった東京急行電鉄5000系5105Fが営業運転を離脱し長津田検車区に入庫しました。同日の平日27K運用の再出庫に充当されなかった(代わりに8500系8621Fが充当された)ために、現在では新製4扉車への組み換え作業が行われているものと思われます。これにより6扉車組み込み編成は完全に消滅することになります。
▲5000系で最後の6扉車3両組み込み編成となっていた5105F。ダイヤ改正前日の20日に6扉車を組み込んだ状態での営業運転を終えていた。同系列の15編成45両分の6扉車自体だけではなく、15インチの車内LCD旅客案内表示器を搭載する編成も同時に消滅した

2015年12月に5000系5117F・5120Fに連結される新製4扉車の甲種輸送が実施され、2016年1月に5120Fの全車4扉車へ組成変更されたことを皮切りに、順次同系列の6扉車45両を新製4扉車45両に置き換えていく作業が本格化しました。2017年2月時点で数少ない6扉車組み込み編成であった5105F・5108F・5110Fのうち、5108F・5110Fの2編成が3月中に全車4扉車へ組み替えられ、そして初期編成の5105Fが最後の6扉車3両組み込み編成となっていました。これらの編成に新製4扉車を組み込むことによって同系列の6扉車45両と6扉車組み込み編成であることを示す『6 DOORS』のステッカーが消滅し、現役の全18編成の車内LCD旅客案内表示器が15インチから17インチのワイドタイプへ変更されることになりました。これにより15インチの車内LCD旅客案内表示器を搭載する編成も消滅しています。