2017年4月1日

東日本旅客鉄道北陸新幹線向けE2系0番台がすべて引退

1997年10月の暫定開業時から東日本旅客鉄道北陸新幹線の『あさま』(東京~長野間)を中心に活躍していたE2系0番台のN編成(長ナシ:8両編成)がすべて引退しました。これで北陸新幹線は臨時列車を含めE7系(長ナシ)・W7系(金ハク:いずれも12両編成)に統一されたことになります。
▲北陸新幹線延伸開業する前の長野で並ぶE2系0番台量産先行車の長ナシN1編成(写真手前)と量産車(写真奥)。旧長野新幹線の暫定開業時から活躍していたE2系0番台N編成(長ナシ)がついに姿を消した。レア車両は量産先行車のトップナンバー長ナシN1編成と元仙セシJ1編成から改造の長ナシN21編成が該当し、VVVFインバータ装置のメーカーが量産車のN編成と異なっていた(2編成は日立製作所製、量産車は東芝製&シーメンス製)。
▲東京で並ぶE2系0番台長ナシN4編成(すでに廃車済み)とこちらも全車両の引退が予想されている旧塗装時代のE4系新ニシP4編成(いずれも2013年9月撮影)。E2系0番台N編成だけではなく東海旅客鉄道・西日本旅客鉄道100系から続いた『2階建て新幹線』が消滅へ。

最終日の31日には長野16:45発の『あさま656号』(9656E列車、東京18:32着)、長野17:42発の『あさま658号』(9658E列車、東京19:32着)、東京21:48発の『あさま655号』(9655E列車、長野23:33着)に充当されました。E2系0番台N編成で最後まで残っていたのは長ナシN5編成・長ナシN13編成で、後者は3月25日に『ありがとうE2系あさま』として長野→上野で運転されましたね。同系列の0番台N編成の引退後は北陸新幹線の全列車が臨時列車を含め、すべてE7系・W7系での運転となります。一方の0番台J編成(新ニシ)は上越新幹線で、1000番台J編成(仙セシ)は東北新幹線および上越新幹線で運用を続けるものとみられますが、前者の0番台J編成についてE4系(新ニシ)の撤廃後に置き換えられる可能性があり、こちらも今後の動きが気になりそうですね。

~~E2系0番台N編成(長ナシ)、約20年間の活躍本当にお疲れ様でした~~