2024年11月29日

【自由席は2両に?】東海旅客鉄道・西日本旅客鉄道、新幹線『のぞみ』の3号車を指定席に変更を検討か

2024年11月28日、東海旅客鉄道・西日本旅客鉄道が東海道新幹線・山陽新幹線の主力種別である『のぞみ』について、現行では自由席が1号車から3号車の3両、それ以外は指定席で設定されていますが、来春から3号車を指定席に変更し、自由席を2両に減らすことを検討中であることが分かりました。2025年3月のダイヤ改正発表の際には注意です。
▲東海道新幹線の全列車および山陽新幹線(一部は『こだま』を除く)で使用されるN700S系0番台。幹トウJ41編成からは側面部の白色LEDでの『指定席』『自由席』表示を省略し、主力種別の『のぞみ』の全車指定席化などにも対応している。

最繁忙期の期間を中心に全車指定席となる『のぞみ』は通常時は博多寄りの1号車~3号車の合計250席が自由席となっていますが、指定席のネット予約(EX予約)などで需要が増えていることなどを背景に、これまでに3両を維持していた自由席のうち、3号車を指定席とするものです。年末年始などの全車指定席の時期には利用者が増加することから、1両でも指定席の座席を増やすことで、長距離・長時間座って移動できるようにするものと思われます。指定席は乗車日1か月前からみどりの窓口などで取れるので、指定席券は早めに取っておくのが得策だと思います。いずれにしても、東日本旅客鉄道東北新幹線などのように最速達種別列車が全車両指定席になるタイミングが来るかもしれません。

2024年11月28日

【バスで代替か】東日本旅客鉄道久留里線久留里~上総亀山間が廃線(廃止)の意向か

2024年11月27日、東日本旅客鉄道千葉支社が収支率の低い久留里線の久留里~上総亀山間の運行を廃止しバスなどに転換する意向であることが分かりました。この路線は首都圏から最も近い非電化の路線でICカードは利用不可となっており、全列車がキハE130系100番台で運転されています。
▲久留里線で運用されるキハE130系100番台(写真はキハE130-108)。久留里発着が多く、全線走破する列車は少なめで、約5時間ほど運転時間帯がないこともある。ただし午後以降は久留里で上総亀山発着の区間列車に乗り継ぎができる場合がある。

久留里線は首都圏から最も近い東日本旅客鉄道の非電化路線であり、フリーパスの休日おでかけパスは利用できますが、ICカードが使用できない路線となっています。行き違いは横田と久留里のみで可能であり、久留里では折り返し列車もあります。久留里~上総亀山間では鉄道よりもバスの方が利便性が良く、東京八重洲バスターミナルと亀田病院(鴨川市)などを結ぶ高速バスの『アクシー号』は本数が多いです(これ以外にも『カピーナ号』がある)。久留里~上総亀山間が廃止されると、途中の平山・上総松丘の両駅も廃止となります。久留里~上総亀山間の路線廃止が今後どのような展開を迎えるのでしょうか。なかなか訪れる機会のない路線ですが、気になってはいます。

2024年11月27日

【2024年度の2編成目】小田急電鉄3000形3271F(旧川崎重工業5次車・6両固定編成)、大野総合車両所を検査出場

2024年6月6日から小田急電鉄大野総合車両所にリニューアル更新工事の施工のため入場していた3000形3271F(旧川崎重工業5次車・6両固定編成)が重要部検査を受けて同年11月27日に出場し、小田原線で試運転を実施しました。これで同形式8編成目のリニューアル車です。
▲大野総合車両所88番構内留置線で前面部ロゴマークのない状態で検査を通す前の姿で留置されていた3000形3271F。旅客用扉は交換されずそのままで、車内防犯カメラはアンデス電気株式会社ではなく八幡電気産業株式会社のものになっているものと思われる。
▲リニューアル更新工事施工前はロイヤルブルー帯を巻いていた3000形3271F。現存の6両固定編成の5次車でロイヤルブルーを維持するのは3270Fのみである。
▲前回施工された3000形3269F。残る非リニューアル編成は入場中の3272Fを除くと6編成(3270F3273F3274F3275F3276F3277F)である。各年度で最初に施工された編成は旅客用扉が交換されるため、少なくともあと2編成(以降も3編成ずつのリニューアル更新工事施工となった場合を想定)の旅客用扉交換が実施されることは予想がつきそうだ。

2024年度リニューアル更新工事施工の2編成目(3000形では通算8編成目)の検査出場ということで、近くに運用復帰を果たすものと思われます。前回の3269Fでは3000形6両固定編成の予備としても機能する8000形の入場などの都合が絡んで出場翌日に運用復帰を果たす形となっていました。3000形6両固定編成のリニューアル更新工事は2024年度の3編成18両が3269F3271F3272Fの5次車に決まり、残る6編成は来年度以降の施工が予想されています。非リニューアル車の6両固定編成は3次車以降に限定すると、5次車は3270F、6次車は3273F3274F3275F、7次車は3276F3277Fで、5次車は3270F次第ではありますが入場となれば5次車への施工が完了に近づきます。6次車・7次車は未施工ですが、いずれも帯はリニューアル前の時点で変更済みであることから、リニューアル入場の際に帯変更が必要となるのは3270Fだけになります。7次車は新製された当初から種別行先案内表示器がフルカラーLED式ではありますが、クハ3476の前面部は交換済みのほか、リニューアル更新工事施工時のフルカラーLED式の種別行先案内表示器の交換の有無が注目されます。

【3000形6両固定編成リニューアル状況】※1次車・2次車除く・2024年11月27日現在
《2022年度》3編成(18両) 3265F3266F3268F
《2023年度》3編成(18両) 3263F3264F3267F
《2024年度》2編成(12両) 3269F3271F
《現在入場中》1編成(  6両) 3272F
《現在未施工》8編成(48両) 3270F3273F3274F3275F3276F3277F

2024年11月26日

【譲渡対象外に】小田急電鉄8000形8257F(6両固定編成)のクハ8257・デハ8207が大野総合車両所から陸送される

2024年11月9日(の土曜休日A24運用)をもって運用を離脱し、12日に廃車除籍処分となった小田急電鉄8000形8257F(6両固定編成・2004年度リニューアル車)のうち、上り方の2両であるクハ8257・デハ8207が26日に車体を分割され大野総合車両所から陸送されました。
▲廃車除籍処分となった8000形8257Fのクハ8257・デハ8207が車体を分割されて大野総合車両所から旅立った。10月に廃車除籍処分となった8059F(4両固定編成)とともに鉄道線路設備モニタリング装置や架線検測装置を搭載した5000形5063Fに代替された。
▲大野総合車両所構内の廃車車両入換に使用された牽引機(エコ・写真左側)。

8000形はこれで半数の16編成80両が廃車となり、現在の在籍数(16編成80両)と同数です。前回の8059Fと同様に、車番を先にテープで隠して(撤去して)からパンタグラフや空調装置などの撤去作業を受け、2両ずつに分けて最初に解体線に移動し、床下機器などの部品撤去が行われていました。クハ8257の貫通扉は部品取りのため撤去されて板で塞がれていますが、乗務員扉はそのままとなっていました。千葉県八千代市方面の業者に陸送された8059Fとは異なり、旧北館林荷扱所(正式名称は東武鉄道経理部資材管理センター北館林車両解体場)へ陸送されたものと思われます。種別行先案内表示器が3色LED式の編成で残るは8253F8258Fとなっていますが、この2編成は譲渡対象外の可能性が高そうです。西武鉄道に譲渡が予想されている8000形6両固定編成は3色LED式の編成を除外すると、偶然にもすべて種別行先案内表示器がフルカラーLED式の6編成となり、譲渡には適切といえます。4両固定編成は基本一部の部品取りのみになってしまうのが残念ですが…。

【8000形の在籍状況】※2024年11月26日現在 全体…16編成80両/32編成160両
《4両固定編成》
運用中…8編成(32両)
8051F8053F8057F8058F8063F8064F8065F8066F
廃車済…8編成(32両)
8052F8054F8055F8056F8059F8060F8061F8062F
《6両固定編成》 下線部の車両は種別行先案内表示器が3色LED式の編成
運用中…8編成(48両)
8252F8253F8258F8260F8262F8263F8265F8266F
譲渡済…1編成(  6両) ※西武鉄道8000系として譲渡
8261F
廃車済…7編成(42両)
8251F8254F8255F8256F8257F8259F8264F

【8000形10両編成組成について(異車種併結は除く)】※2024年11月26日現在
8051F+8252F 8053F+8253F 8057F+8262F 8058F+8258F 8063F+8263F 8065F+8265F
《諸事情により単独または異車種併結》
8064F(3000形1次車3254Fと併結)・8066F(クヤ31形同伴)・8260F8266F(単独運用)

【5000形5063F導入で注目】小田急電鉄クヤ31形が8000形8066Fを同伴して大野総合車両所を検査出場

2024年11月25日、小田急電鉄クヤ31形が大野総合車両所で検査を受けて出場し、8000形8066Fを電源供給車として同伴し小田原線内で試運転を行いました。同社では5000形に架線検測装置と鉄道線路設備モニタリング装置を設置した5063Fが登場しており、同編成で代替が予想されるため、今後これらの両形式の動向が注目されることになります。
▲例年になると秋頃に大野総合車両所で検査が実施されるクヤ31形。無事に出場し8000形8066Fを電源供給車として小田原線で試運転を実施した。出場時にクヤ31形のパンタグラフが上昇しており、架線検測を実施しての試運転となった。ただし今回は同形式の後継となる5000形5063Fが導入されることとなっており、先行きは不透明だ。
▲電源供給車として同伴した8000形8066F。同形式は1000形の代替として電源供給車に対応する改造工事を受けていたが、今後これらの電源供給車もお役御免となってしまうのか。

同形式は9月上旬に大野総合車両所67番構内留置線に入場し、検査を実施したあと、8000形8066F+8266Fの解放で単独となっていた8066Fを電源供給車とし、小田原線内で架線検測を伴う試運転を実施しました。かつては平日ダイヤでも検測運転を行っていたときがありましたが、現在のダイヤでは毎月上旬または中旬あたりの土曜日に小田原線を中心、日曜日に江ノ島線・多摩線を中心に検測するダイヤが組まれており、入場する秋頃は数ヶ月間検測がない状況となっていました。この期間の検測が可能となるようにその代役として導入されたのが5000形5063Fであり、架線検測装置と鉄道線路設備モニタリング装置を設置していることから、営業運転を行いながら検測が可能となっています。同編成が営業運転を開始した後にこれらの検測運転がどうなっていくのか、8000形とともに非常に目が離せなくなっています。

【ブルスカもついに更新】京浜急行電鉄2100形2133編成の側面部種別行先案内表示器がフルカラーLED式に更新される

2024年10月26日から、京浜急行電鉄では600形および2100形の側面部種別行先案内表示器が幕式からフルカラーLED式への更新が進められていますが、11月24日からはブルースカイトレインとなっている2133編成でも側面部の種別行先案内表示器がフルカラーLED式に更新されて土曜休日1行路から運用されています。
▲2100形で2代目のブルースカイトレインの2133編成の側面部の種別行先案内表示器が幕式からフルカラーLED式に更新された。京浜急行電鉄では11月23日からダイヤ改正が実施され空港利用客に配慮した一部列車の増発・延長運転が行われている。
▲600形のブルースカイトレインの606編成は現時点で未更新である。いずれは8両固定編成だけでなく4両固定編成にも施工される可能性はありそう。

現時点で側面部の種別行先案内表示器が更新済みであるのは600形の602編成607編成608編成、2100形の2133編成2141編成2157編成のみとなっていますが、これ以外の編成にも施工されるものとみられています。600形は4両固定編成もありますので、そちらの更新にも期待が高まっています。2100形でも少しずつではありますが、側面部のフルカラーLED式へ更新された編成を見かけるようになりました。側面幕式の600形・2100形の記録は優等種別停車駅で行うといいでしょう。

2024年11月25日

【ついに上りにも】小田急電鉄小田原線海老名(OH32)の上り3番ホームにホームドア本体が設置される

2024年11月23日終電後に小田急電鉄小田原線海老名(OH32)3番ホームにホームドアの本体が設置されました。当面はホームドアが開いたままの状態となりますのでご注意ください。2024年度事業計画では小田原線相模大野(OH28)・海老名・江ノ島線中央林間(OE02)・大和(OE05)のすべてのホームに設置されます。
▲海老名下り1番・2番ホーム、大和下り1番・2番ホーム、中央林間1番ホーム・2番ホームに設置されたホームドア本体。中央林間以外はロマンスカー停車駅である。残るは大和3番・4番ホーム、海老名4番ホームを残すのみである。
▲喜多見検車区から臨時回送列車としてのホームドア輸送を4000形4058Fが担当した。土曜休日C11運用と土曜休日C12運用の充当を1編成に兼務させることで、同形式1編成をホームドア輸送に充てることができる。

2024年度事業計画ではホームドア設置の対象駅として小田原線相模大野・海老名、江ノ島線中央林間・大和のすべてのホームで、相模大野では事業計画発表前から設置され、すべてのホームで稼働を開始しています。海老名・大和では下りホームに先行して設置、中央林間では先にすべてのホームに設置されたものの、現時点で未稼働となっています。そして海老名の上りホームにようやく設置され、同駅では残るは4番ホームのみとなります。中央林間以外はロマンスカー停車駅となっています。今年度は早くも設置対象駅4駅の下りホームにすべて設置されたことになりますが、上りホームは海老名4番ホームと大和3番・4番ホームを残すのみとなります。

2024年11月24日

【もう10年!?】東日本旅客鉄道EV-E301系全編成に『烏山線ACCUM導入10周年記念』ヘッドマーク掲出へ

2024年11月23日より、東日本旅客鉄道小山車両センター(都ヤマ)に所属するEV-E301系の全4編成に『烏山線ACCUM導入10周年記念』ヘッドマークが順次掲出されています。
▲2014年に登場した小山車両センター(都ヤマ)所属のEV-E301系、今年で10周年ということで各編成ごとに2種類ずつ、合計8種類のヘッドマークを掲出している。烏山線全線と直通先の宇都宮線宇都宮~宝積寺間を走行する。

この車両は2014年にキハ40系の置き換えとして、電化区間では電車として、非電化区間では気動車として走行できる初の蓄電池駆動電車として2両固定編成で登場し、烏山・黒磯寄りのEV-E301形にシングルアームパンタグラフを2基搭載し、宇都宮線内は電車として、架線のない烏山線内は蓄電池を使った気動車として走行可能になっています。列車番号はこれまでのキハ40系で使用されていた“D”に対し、EV-E301系では“M”となり、両系列が運用されていたときには列車番号でも判別が可能となっていました。2017年3月ダイヤ改正でEV-E301系に統一されてワンマン運転となり、現在に至ります。ヘッドマークは2025年2月末から順次撤去が行われるため注意が必要です。また2024年12月10日・24日・2025年1月14日・25日は保守工事が実施されるため、一部列車(特に日中時間帯の列車)が運休となりますので注意してください。

2024年11月23日

【寂しい旅立ちに】東日本旅客鉄道E217系都クラY-128編成が長野総合車両センターに配給輸送される

2024年11月20日、東日本旅客鉄道鎌倉車両センター所属のE217系都クラY-128編成(クハE217-2028以下4両)が新潟車両センター所属のEF64形1032号機に牽引されて所属先から南武線経由で長野総合車両センターへ配給輸送されました。廃車解体処分と思われます。
▲E217系都クラY-128編成がEF64形1032号機に導かれて帰らぬ旅へ。付属編成が単独での寂しい旅立ちとなった。

配給輸送された都クラY-128編成は1997年度に製造された5次車で約27年間の活躍でした。新製配置先は現在所属する鎌倉車両センター(都クラ)ではなく、幕張車両センター(都マリ)であったことが特筆されます(現在はE257系500番台の全編成や209系2000番台・2100番台、2200番台都マリJ1編成『B・B・BASE』、E131系0番台などが所属)。今年6月に廃車除籍処分となった都クラY-28編成とともに幕張車両センターに新製配置されたE217系はこれらが初めてでしたね。また増1号車はもともとは車椅子対応洋式トイレで新製されましたが、これは基本編成の1号車に車椅子対応洋式トイレを組み込む関係であり、組成変更が実施されていました。なおE217系では都クラY-101編成が登場当時から機器更新入場前まで(ただし当該編成は国府津車両センターに転属するまで)の帯色が復刻されて運用に入ったことが話題となりましたが、鉄道ファン殺到によるトラブルの影響からか運用入りすることはほとんどないようです。

【施工ラストに】小田急電鉄4000形4065F(総合車両製作所4次車)、ワンマン運転対応工事で車内防犯カメラ設置へ

2024年11月22日より、小田急電鉄4000形4065F(総合車両製作所4次車)が大野総合車両所構内68番・69番構内留置線で編成が分割されて留置されているようです。21日に運用復帰を果たした4063F以来のワンマン運転対応工事と車内防犯カメラ設置改造に入るものと思われます。これにより同形式のワンマン運転非対応編成が消滅することになります。
▲4000形で最後(通算16編成目)となるワンマン運転対応工事と車内防犯カメラ設置改造工事のため入場した4065F。入場期間を考慮して出場は2025年1月あたりになる可能性があり、大野総合車両所での年越しはほぼ確定か。
▲ワンマン運転対応工事と車内防犯カメラ設置工事が施工された4000形4063F。その編成の運用復帰と入れ替わるように4065Fがワンマン運転対応工事に入るため入場した。東日本旅客鉄道常磐緩行線では2025年春から車掌が乗務しないワンマン運転が導入される予定となっている。

4000形のワンマン運転対応化工事は4065Fで通算16編成目(今年度分4編成目)となります。今回の工事施工で車内防犯カメラの設置、車内LCD式旅客案内表示器のセサミクロ仕様への更新が行われるものと思われます。車内LCD式案内表示器のセサミクロ仕様の更新は昨年度施工分から実施されており、今年度施工予定分の4061F4062F4063Fも同様の内容の工事施工になるものと予想されます。これで4000形のワンマン運転非対応編成はこの動きをもって消滅することとなります。ところで大野総合車両所64番構内留置線に留置されている4051Fですが、前面部のインペリアルブルーの一部が撤去されているようです。どういう動きを見せるのかが読めません…。

【4000形のワンマン運転対応状況】※2024年11月23日現在
《施工済》15編成(150両)
2021年度…4051F4052F4053F4064F
2022年度…4054F4055F4056F4057F
2023年度…4058F4059F4060F4066F
2024年度…4061F4062F4063F
《施工中》  1編成(  10両)
4065F