2026年8月16日

【クヤ31の代役?】小田急電鉄5000形5063F(10両固定編成)が架線検測装置・鉄道線路設備モニタリング装置を動作させ試運転

2026年8月15日、小田急電鉄5000形5063Fが3号車(サハ5363)・9号車(デハ5013)の架線検測装置(パンタグラフを照射するライト)と6号車(サハ5263)の鉄道線路設備モニタリング装置を動作させた状態で試運転を実施しました。同編成がクヤ31形に代わって検測運転を担当する可能性があり、クヤ31形の今後の動向が注目されます。
▲5000形で初めて検測機能を本格搭載した5063Fが土曜休日E67運用の運用を終えて喜多見検車区唐木田出張所に入庫した後、鉄道線路設備モニタリング装置や架線検測装置(架線照射ライト)を作動させて試運転を実施した。検測機能の作動は営業運転中にも時折見られるが、試運転で実施したということは、今後はクヤ31形の代役となる可能性が十分ある。

▲5000形5063Fのサハ5263に搭載された鉄道線路設備モニタリング装置、デハ5013とサハ5363に搭載された架線検測装置(パンタグラフと架線を照射するライト)を使用して試運転を行っていた。なおその予備用編成(準備工事)として台座のみ設置した5064Fも導入済みだ。
▲5000形5064Fは検測装置を本格搭載する5063Fが使用できないときの予備編成で、5063Fから検測装置をすべて移設すれば検測が可能になる。

同編成は昼頃まで土曜休日E67運用に充当されており、喜多見検車区唐木田出張所に入庫し、そのあと検測装置類を稼働させて試運転を行ったものと思われます。ちなみにクヤ31形では電源供給車に8000形8065F8066Fのいずれかを同伴し(検測運転の電源供給車となった編成の相方(8265F8266F)は単独運用されることがある)、これまでに不定期に月1回、土曜日に小田原線、日曜日に江ノ島線・多摩線(と両路線と接続する小田原線の一部区間)を中心に検測運転が実施されており、同形式に搭載されている下枠交差式パンタグラフの上昇の有無から架線検測も行われているか判別できます。ただし同形式は3000形(1次車・2次車)ベースで登場から約23年が経過しており、今回の試運転ではこれまでに使用されてきたクヤ31形(と電源供給車の8000形8065F8066F)から鉄道線路設備モニタリング装置や架線検測装置を搭載する5000形5063F(とその予備編成の5064F)に移行する期間を設けているものと思われます。

こうなるとクヤ31形の今後はどうなるのか気になりますね。同形式は秋頃に大野総合車両所に入場することがあるため、注意が必要です。8000形8065Fが海老名検車区で予備留置となってから喜多見検車区に自走回送されたものの、そのあとの動きが読めません…。