2025年11月7日、東武鉄道が伊勢崎線(スカイツリーライン)の北千住(TS-09,H-22)~北越谷(TS-22)間の緩行線(普通列車)において、2025年度末からは車掌が乗務しないワンマン運転を導入することが発表されました。同区間の緩行線を走る列車はほとんど東京地下鉄日比谷線直通列車となっています。.JPG)
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▲東京地下鉄日比谷線直通列車で運用されるオールロングシート仕様の70000系(写真は71702F・71706F)。これをベースとして転換クロスシートを備えている70000・70090系とは運用が分けられており、平日・土曜休日ともに有料座席指定列車『THライナー』運用が入る41T・43T・45T・47T運用以外のT運用に充当される。.JPG)
▲東京地下鉄日比谷線直通列車で運用される転換クロスシート仕様の70000・70090系(写真は71796F)。運用は41T・43T・45T・47T運用の固定となっていて、通常時はそれ以外のT運用を代走することはあまりない。.JPG)
▲東京地下鉄日比谷線で運用される13000系(写真は13106F)。北千住~北越谷間の緩行線列車のほとんどがこれらの系列で運転されている。浅草(TS-01)方面へは少なくとも優等種別停車駅や北千住などで1回以上の乗り継ぎが発生する。(71796F%20of%20Tobu%2070000%20Series).JPG)
▲『THライナー』は車内改札や指定券確認などの都合から引き続き車掌乗務となる。
すでに伊勢崎線(スカイツリーライン)の複々線区間の北千住~北越谷間の緩行線側ではホームドア(可動式ホーム柵)の供用開始、車両面へのTASC(定位置停止支援装置)の整備などで準備が進められてきました。ワンマン運転実施の際には車体側面に乗降安全確認カメラを設置するのではなく、ホーム上のカメラの映像を運転台モニターの右側に映すことで、車両側面部にカメラを設置することなく乗降の安全確認が可能になり、ワンマン運転が可能になるものと思われます。ただし有料座席指定列車の『THライナー』は車内改札などの都合もあるため、引き続き車掌が乗務する見通しです。なお2025年12月からは一部の定期営業列車を使用してワンマン運転開始に向けた訓練(運転士によるドア開閉)が実施されるようです。