2025年11月1日、東京臨海高速鉄道70-000形東臨Z9編成のうち、中間車両が東臨運輸区から順次陸送されました。元東臨Z8編成と同様に中間車両8両は解体処分となり、両先頭車2両は九州旅客鉄道に譲渡されるものと思われます。
▲10月17日の2283T列車(平日83運用)を最後に運用に入っていなかった70-000形東臨Z9編成(写真右側)だが、中間車両8両は廃車解体処分となる可能性が高い。同編成についても両先頭車2両が九州旅客鉄道に譲渡され、船舶で小倉総合車両センターに向かうのだろうか。
▲東京臨海高速鉄道71-000形はすでに2編成が就役しており(写真は東臨Z12編成)、3編成目となる東臨Z13編成は総合車両製作所新津事業所の出場を待つ状況だ。残る70-000形は6編成(東臨Z1編成・東臨Z2編成・東臨Z3編成・東臨Z6編成・東臨Z7編成・東臨Z10編成)となっている。
今回の70-000形東臨Z9編成の動きは九州旅客鉄道小倉総合車両センターにて転用改造工事を受けている元東臨Z8編成と同じ動きをする可能性があります。元70-000形では両先頭車2両が九州旅客鉄道に譲渡となり、E501系の元付属編成(5両固定編成)から中間付随車の1両ずつを抜き取った4両2編成は車椅子対応トイレ付きのまま譲渡となりました。どういった転用改造工事内容になるのかは想像がつきませんが、元70-000形については少なくとも制御電動車に改造しているものと思われます。71-000形の次の編成の出場が待たれている状況のため、再び70-000形が置き換えられる可能性がありそうです。