2025年11月10日、小田急電鉄1000形1066Fが海老名検車区構内で現行のインペリアルブルーを撤去して『バーミリオンはこね』塗装に変更するための作業が開始され、前面部が白色に塗装されました。これからどのように山岳区間を走る3000形『アレグラ』塗装へと仕上げていくのでしょうか。なお赤い1000形の運転開始は11月26日からとなります。.JPG)
▲登場当初からリニューアル更新工事施行前までロイヤルブルー、リニューアル更新工事を受けてインペリアルブルーを巻いていた1000形1066Fが海老名検車区構内で塗装変更が開始された。1000形リニューアル車では初の『赤い1000形』となる見込み。
▲小田急箱根鉄道(平坦区間)専任の1000形は山岳区間の1000形『ベルニナ』をイメージしたレーティッシュカラー(写真は1058F)だったため、約3年ぶりの『赤い1000形』とはなるが、今回は山岳区間を走る3000形『アレグラ』(“ALLEGRA”)と同じ塗装となる。
小田急箱根鉄道(平坦区間)専任の1000形は2009年から2022年まで1058F・1059F・1060F・1061Fが使用されてきましたが(ただし1058Fは2012年から)、現在ではワンマン運転対応改造工事を完了した1063F・1064F・1065F・1066Fの4編成体制となっており、かつて4両+4両の“ブツ8”の組成を考慮して残されていた電気連結器は撤去されスカートの形状が変更されていました。貫通扉が中央に設置されていることと、貫通扉部分を除き前面部の周囲が白色となっていたことから、東日本旅客鉄道211系、東海旅客鉄道213系などを連想するファンも少なくないようです。
塗装変更が完了すると、1066Fは試運転を実施したうえで、11月26日の平日111運用から運用復帰となり、翌27日の112運用からは小田急箱根鉄道(平坦区間)の小田原(OH47)~箱根湯本(OH51)間にも入り、同区間を終日往復する運用になりそうです。塗装変更後の姿で車掌乗務およびワンマン運転開始前の状態は貴重ですので、運用復帰した際には要チェックとなりますね。