2024年11月22日、小田急電鉄大野総合車両所に重要部検査のために入場していた8265F(6両固定編成・2009年度リニューアル車)が出場し、小田原線で試運転を実施しました。この形式の6両固定編成は西武鉄道への譲渡が予定されていますので、譲渡前最後の検査となる可能性があります。
▲西武鉄道譲渡前の最後の検査と思われる8000形8265F。相方の8065F(4両固定編成・2011年度リニューアル車)は予備車両となっていたが、15日・16日にはクヤ31形とともに架線検測ありの定期検測運転に充当されており、電源供給車に使用されている。
小田急電鉄の通勤形電車最古参の8000形は残存する全16編成80両のうち、西武鉄道8000系として譲渡されるであろう候補の編成は6編成36両(8252F・8260F・8262F・8263F・8265F・8266F)となっていて、8265Fはそのうちの1編成に含まれているものと思われます。ただしドアエンジンに空気式(減圧機能あり)を採用しておりますので、これがどう影響するのかが気になりますね。検査を通したので少なくとも1年以上は走るかと思いますが、譲渡となるとどういう動きを見せるのかも気になりますね。ちなみに現在組んでいる相方の8065F(4両固定編成・2011年度リニューアル車)は大野総合車両所で予備車両となっていましたが、15日・16日にはクヤ31形とともに架線検測ありの定期検測運転に充当され、電源供給車に使用されていましたので、それ以外は動きなしで予備留置とみられます。
【8000形の在籍状況】※2025年11月22日現在 全体…16編成80両/32編成160両
《4両固定編成》
運用中…8編成(32両)
8051F・8053F・8057F・8058F・8063F・8064F・8065F・8066F
廃車済…8編成(32両)
8052F・8054F・8055F・8056F・8059F・8060F・8061F・8062F
《6両固定編成》
運用中…8編成(48両)
8252F・8253F・8258F・8260F・8262F・8263F・8265F・8266F
譲渡済…1編成( 6両) 現在の西武鉄道8000系
8261F
廃車済…7編成(42両)
8251F・8254F・8255F・8256F・8257F・8259F・8264F