2025年11月7日

【あの赤色が復活?】小田急電鉄1000形の小田急箱根鉄道専任編成の『赤い1000形』、2025年11月26日から復活へ

2025年11月6日、小田急電鉄が小田急箱根鉄道(平坦区間)の小田原(OH47)~箱根湯本(OH51)をメインに運用される専任編成の1000形1063F1064F1065F1066Fの塗装を、現行のインペリアルブルーから順次『バーミリオンはこね』塗装に変更し、小田原線内で11月26日から、小田急箱根鉄道区間で同月27日から運転を開始することを発表しました。
▲1000形で最初にリニューアル更新工事(2014年度)、ワンマン運転対応改造工事を実施し、最初の『赤い1000形』となる予定の1000形1066Fは大野総合車両所に留置となり、塗装変更の準備を行っているものと思われる。11月26日の平日111運用から新塗装で運転開始に。
▲小田急箱根鉄道(平坦区間)専任の1000形はリニューアル前はレーティッシュカラー(写真は2022年に退役となった1058F)であったので、約3年ぶり『赤い1000形』の復活となる。この当時の専任編成は1058F1059F1060F1061Fの4編成であった。

小田急箱根鉄道(平坦区間)専任の1000形は2009年から1059F1060F1061Fの3編成体制で始まり、2012年から1058Fが追加されて4編成体制となっていましたが、リニューアル対象の除外となったことから、2021年から1000形リニューアル車に順次置き換えられ、2022年には最後の1編成となっていた1058Fが廃車となったことで、1000形からレーティッシュカラーが消滅していました(『赤い1000形』が一旦消滅)。1000形リニューアル車両に統一されてからは専任編成が1063F1064F1065F1066Fとなっており、2026年3月から平坦区間にあたる小田原~箱根湯本間で車掌が乗務しないワンマン運転となることから、電気連結器の撤去や乗降安全確認カメラの設置などでワンマン運転対応工事を施工されていました。

なお最初に塗装変更となる小田急箱根鉄道専任編成は最初にリニューアル更新工事を受けた1066Fであり、すでに運用を離脱したうえで大野総合車両所の構内に留置されているものと思われます。かつて存在したレーティッシュカラーよりもインパクトのある塗装になりそうですね。今後は1063F1064F1065Fも塗装変更されるものと思われ、2026年3月ダイヤ改正までには全4編成で塗装変更が完了する見込みで、リニューアル車の赤い1000形に注目が集まりそうです。なお公式発表での運転開始日は2025年11月27日からとなっていますが、これは小田急箱根鉄道(平坦区間)での運転開始日(112運用→114運用)であり、実際は海老名検車区の入出庫が絡む運用の関係で11月26日に小田原線の運用(111運用)で復帰となることが見込まれます。