2025年11月14日、西武鉄道7000系として譲渡される東急電鉄9000系の元9005Fと元9012Fの8両が東日本旅客鉄道横浜線八王子(JC-22,JH-32)から西武鉄道小手指車両基地へ甲種輸送が行われました。横浜線内ではそれぞれ単独で輸送されたあと、連結されて同時に輸送されたものと思われます。
▲西武鉄道7000系となる元9000系9005Fの4両は半自動ドアスイッチの設置改造や制御装置の更新、スカートの撤去が確認できる。つまり東急テクノシステムで一部の改造工事を実施した証拠である。.JPG)
▲西武鉄道7000系となる元9000系9012Fの4両は転用改造工事施行前の姿なので、西武鉄道武蔵丘車両検修場で転用改造工事を受けることになる。一部転用改造工事を実施した編成と改造工事施行前の編成が同時輸送されるのは初めてのこととなる。
元9000系9005Fは譲渡対象外のデハ9405を抜き取り、中間電動車の制御装置更新、車内保温が可能な半自動ドアスイッチの設置、ワンマン運転導入を考慮した側面部安全確認カメラの設置、スカートの一時撤去が確認されています。元9000系9012Fは譲渡対象外のデハ9412を抜き取り、改造工事前の姿のままですので、西武鉄道武蔵丘車両検修場にて転用改造となるようですね。東急テクノシステムで転用改造工事の一部を実施した編成と、そうでない編成が同時に輸送されるのは初めてのことと思われます。現時点で赤帯復刻でない編成の譲渡が相次いでいますので、今後も同様の動きがありそうです。