2025年10月30日から西武鉄道池袋線系統で運用されている30000系32101F(2両固定編成)のドアエンジンがリニアモーター式(一部はラック式試験タイプ)から同系列後期タイプと異なるラック式に交換され、同系列8両固定編成と連結して運転されています。.JPG)
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▲『スマイルトレイン』でお馴染みの30000系(写真は38101F)。ドアエンジンは大手私鉄では珍しいリニアモーター式となっている。ドアが閉まるときの『ガチャン』が特徴だ。.JPG)
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▲30000系のドアはリニアモーター式というイメージが強いが、38116F以降と10両固定編成は東武鉄道60000系と同じドアエンジンとなっている。ただし写真のトップナンバーはリニアモーター式のため、ドアゴムの間に隙間がある。
30000系ではリニアモーター式の編成と東武鉄道60000系と似たドアエンジンを搭載する編成に分かれており、2両固定編成の32101Fにはこの両者のドアエンジンが混在しており(一部は後者のドアエンジンの試験編成)、この東武鉄道60000系と似たドアエンジンを試験していたものが2013年度以降に落成した編成に本格採用されているものと思われます。今回の32101Fではドアエンジン自体が交換され、動き的にはリニアモーター式の時代と変わらないように思えますが、ドアが閉まった後に『ドン、カチッ』という音がするため、ラック式になっていることが分かります。
ちなみに東日本旅客鉄道E233系2000番台では制御装置更新工事を実施した際にドアエンジンをリニアモーター式からラック式に交換していることから、今後リニアモーター式ドアエンジンを搭載する車両のドアエンジン更新(ラック式への変更)が進む可能性があります。