2025年11月26日の6827レ(小2402←伊2327・平日111運用)より、小田急電鉄1000形の小田急箱根鉄道(平坦区間)専任編成である1066Fが『バーミリオンはこね』塗装となって営業運転に復帰し、同月27日から小田原(OH47)~箱根湯本(OH51)間の往復運用に入りました。今後は1063F・1064F・1065Fでも塗装変更が実施される見込みです。.JPG)
▲1000形で最初にリニューアル更新工事(2014年度)を受けて約11年、リニューアル車両では初の『赤い1000形』となった1066F。小田急電鉄のブランドロゴマークと車番の数字は元の帯色(インペリアルブルー)を残す。基本的に111運用→112運用→113運用→114運用の順番で推移するが、114運用→111運用の兼任が可能で、3編成での運用にも対応している。
▲2009年から2022年まで存在した『赤い1000形』は『ベルニナ塗装』(写真は1058F)だが、約3年ぶりの『赤い1000形』は『アレグラ塗装』である。『アレグラ塗装』ではロゴマークと車番に以前の帯色のインペリアルブルーがアクセントのように残されている。
▲小田急箱根鉄道(山岳区間)で運用されている3000形“ALLEGRA(『アレグラ』)”は2両固定編成が2本、1両固定編成が4本あり、これらと2000形(2両固定編成のみ)を組み合わせて最長で3両を組む。昨年11月に就役10周年を迎えた。2028年に最古参形式3両(モハ1形・モハ2形)が引退することから、それらの代替車両がこの形式になるのだろうか。
小田急箱根鉄道(平坦区間)専任の1000形は全4編成で『バーミリオンはこね』塗装への変更を発表しておりますので、順次専任編成の1063F・1064F・1065Fでも2026年3月から開始予定の小田原(OH47)~箱根湯本(OH51)間でワンマン運転導入に伴うダイヤ改正までに塗装変更が予定されており、海老名検車区にて順次塗装変更が実施されるものと思われます。新たな赤い1000形は他形式との連結が異常時を除き完全に不可となったほか(スカート形状変更済み)、海老名検車区入出庫関連ないし大野総合車両所入出場時を除き、小田原線海老名(OH32)以東の区間を走行することはほとんどありませんので、アレグラ塗装となった1000形は海外旅行客(インバウンド)の方でも小田急箱根鉄道方面へ向かう車両であると認識されていきそうです。
【小田急箱根鉄道(平坦区間)専任の1000形】※2025年11月27日現在
《インペリアルブルー塗装》 3編成12両 1063F・1064F・1065F
《バーミリオンはこね塗装》 1編成 4両 1066F