2025年4月23日

【想定外すぎた】東日本旅客鉄道E233系0番台都トタT40編成(10両固定編成)、まさかの青梅線往復運用で復帰

2025年4月23日、東日本旅客鉄道中央線・青梅線でのグリーン車サービスの本格運用開始に伴って同年3月15日のダイヤ改正で運用を離れていたE233系0番台都トタT40編成(クハE233-40以下10両)が所定で青編成+P編成の10両で運転される青梅線運用を代走する形で運用復帰を果たしました。同編成には『10 CARS』ステッカーがそのまま残されているようです。
▲E233系0番台の制御装置更新工事などで運用離脱が絡む関係から思わぬ形で青編成+P編成の代走として青梅線運用に充当された都トタT40編成。同系列では最後に車椅子対応トイレを設置したため、グリーン車組み込み完了後も予備編成として機能している可能性がある。
▲E233系0番台の最終編成である都トタT71編成は『10 CARS』ステッカーが残されており、青梅線立川(JC-19)~青梅(JC-62)間で完結する運用に充当できる。ただし都トタT40編成とは異なり車椅子対応トイレは設置されていない(都トタT40編成の予備的存在といった感じか)。
▲2025年3月15日のダイヤ改正前までE233系0番台のT編成・H編成の代走には青編成+P編成が使用されていた(写真は都トタ青662編成+都トタP523編成)。ダイヤ改正後に中央線運用の代走が可能なのは10両編成で残る3編成のうち、実質は都トタT40編成だけ(仮にグリーン車を別の編成から組み替えれば運用可能)となっている。

E233系0番台都トタT40編成は同系列0番台で最後に車椅子対応洋式トイレを設置しましたが最終的にはグリーン車組み込み対象外となり、ダイヤ改正以降は所属先の豊田車両センター構内で留置が続いています。ただし同編成は都トタT71編成(クハE233-71以下10両)とともに運転台部分にグリーン車組み込み編成と識別する『10 CARS』のステッカーが残されており、グリーン車組み込み編成の予備的存在(都トタT40編成のみ)かつ青編成+P編成の予備的存在となっていて、動向が注目されていました。なお4号車サハE233-540のトイレは使用停止となっていました。今回急遽の代走を担当した都トタT40編成は青梅線立川~青梅間を往復する平日11運用に充当され、朝方の通勤ラッシュ時間帯に立川~河辺(JC-60)間を1往復した以外は立川~青梅間を往復しました(611列車2310列車)。本来この運用は先頭車にグリーン車組み込み編成と識別する『Chuo Ome Line』ステッカーを掲出した青編成+P編成の10両で運転されています。平日・土曜休日ともに11・13・15運用のいずれかであれば所定では青編成+P編成で運転されるので、これらの穴埋めとして都トタT40編成都トタT71編成で補填できるかもしれませんね。