2025年4月11日

【区分番台は800番台に】東日本旅客鉄道仙石線向けにE131系が総合車両製作所新津事業所より登場

2025年4月11日、東日本旅客鉄道仙石線あおば通~石巻間で運用される205系3100番台の置き換えとなる仙台車両センター宮城野派出所(北セン)に配属される予定のE131系(4両固定編成)が総合車両製作所新津事業所を出場しました。区分番台は800番台となるようです。
▲仙台地区の直流電車区間の仙石線にE131系が投入されることとなったが、区分は800番台となり、E131系600番台以来の拡幅車体となった。ただし前面部は非貫通構造で、1000番台とは異なり貫通扉のダミーデザインでもない。なお4両固定編成でトイレ付きは仙石線向けが初めてのこととなる。
▲E131系で唯一のストレート車体の1000番台。非貫通構造となるのは1000番台と同じだが、拡幅車体での非貫通構造は800番台が初めてのこととなる(4両固定編成の相模線向け500番台はなぜか貫通扉あり)。

編成は仙石線内基準で石巻寄りからクモハE131-801+サハE131-801+モハE130-801+クハE130-801という組成になっています。クモハE131-801には窓のない部分があり、600番台と同様に車椅子対応洋式トイレが設置されているようです。先頭車には編成番号として『N1』の表記、運転台部分の窓には『ID-151』の表記が確認できます。205系3100番台と同じ配属先(仙台車両センター宮城野派出所)になりますが、所属表記は省略されています。このためにE131系800番台のトップナンバーは『北センN1編成』となります。最終的に4両14編成(56両)を投入し、最後の1編成または2編成は線路設備モニタリング搭載の編成(880番台)になるものと思われます(北センN13編成北センN14編成あたりか)。車両デザインは拡幅車体をメインとし仙石線カラーをドット柄として前面部に配置し、同系列の拡幅車体では初の非貫通構造となる(貫通扉風のデザインもない)以外は500番台とほぼ同じ編成構造となっています。車内は1000番台と同様のコストカット仕様が導入され、車両間貫通扉や旅客用扉はステンレス地仕上げに、ロングシートの上部の荷物棚(網棚)はパイプ仕様になるものとみられます。この系列が205系3100番台を完全に置き換えたタイミングで、仙石線のワンマン運転が実現することでしょうね。