2025年4月4日

【運用復帰なるか】小田急電鉄3000形3272F(旧川崎重工業5次車・6両固定編成)、大野総合車両所を検査出場、近く復帰へ

2024年10月から小田急電鉄大野総合車両所にリニューアル更新工事と検査施工のために入場していた3000形3272F(旧川崎重工業5次車・6両固定編成)が2025年4月3日に出場、試運転を小田原線内で実施しました。まもなく営業運転復帰を果たす見込みです。
▲リニューアル更新工事と検査を終えてついに出場した3000形3272F。これで2024年度分の施工は3編成分完了したが、今回の出場は年度を跨ぐ形になってしまったようだ。同編成の出場前に2025年度施工分と思われる3270Fがリニューアル更新工事の関係で入場中で、残るは2編成分と予想されている。事業計画の発表に注目したい。
▲2024年度は3000形3269F3271F3272Fの5次車に施工された。現在では3270Fが入場中とあって、リニューアル更新工事を受けていない編成は6次車の3編成・7次車の2編成の合計5編成のみで、7次車の3276Fは1000形1057Fと連結して運用されている。

3000形6両固定編成のリニューアル更新工事は2024年度で3編成目、全体で9編成への施工が完了しました。同形式全体で10編成目、5次車で最後の施工となる3270Fは2025年度分と見込まれることから、仮に毎年度ごとに3編成ずつの施工を想定すると、日本車両製造6次車の3編成、すなわちの3273F3274F3275Fのうちどれかの2編成になるのではないかと予想されています。検査期限の都合から7次車となる可能性もあります。もし仮に2026年度に3次車以降のすべての6両固定編成のリニューアル更新工事が完了する前提で記述すると、最後のリニューアル未施工編成の入場の関係を考慮すると、同年度中に3000形の3次車以降の6両固定編成と1000形4両固定編成を連結した10両編成での運用が終了する可能性が高いものと思われますので、3000形3次車以降の6両固定編成と連結することが多かった1000形1057Fは“ブツ8”の予備や小田急箱根鉄道専任編成の代走用として機能するものと予想されますが、今後が気になるところです。

【3000形6両固定編成リニューアル状況】※1次車・2次車除く・2025年4月4日現在
《2022年度》3編成(18両)
3265F3266F3268F
《2023年度》3編成(18両)
3263F3264F3267F
《2024年度》3編成(18両)
3269F3271F3272F
《現在入場中》1編成(  6両)
3270F
《現在未施工》5編成(30両)
3273F3274F3275F3276F3277F