2022年12月23日

【試運転重なり日没後にずれる】小田急電鉄クヤ31形・3000形3277F・4000形4066F・5000形5062Fが同日に試運転を実施

2022年12月22日、小田急電鉄クヤ31形(“TECNO-INSPECTOR”)と電源供給車の8000形8065F(4両固定編成)、3000形3277F(日本車両製造7次車6両固定編成)、4000形4066F、5000形5062Fが同日にそれぞれ試運転を実施しました。
クヤ31形は大野総合車両所を検査出場したあとの試運転であり、20日の試運転ではパンタグラフを上昇させて架線検測の試験を実施したため、近く定期検測運転に復帰するだろう。電源供給車は8000形8065Fが担当した。
▲3000形3277Fの試運転は海老名検車区での検査完了に伴うものである。
▲4000形4066Fはクハ4066の車輪交換後の試運転であった。運用範囲が広いというのもあるのだが、実は2022年は8月からの約4ヶ月間で4回(5両分)の車輪を交換している。
▲5000形5062Fは営業運転開始に向けた性能確認試運転である。本格的な廃車除籍処分が進められている8000形の動向が注目されるが、次に廃車となるのは果たして…。

クヤ31形は大野総合車両所での検査出場(と定期検測運転の復帰に向けた確認)、3000形3277Fは海老名検車区での検査完了、4000形4066Fはクハ4066の車輪交換に伴うもの、5000形5062Fは営業運転投入に向けた性能確認試運転に伴うものであり、1日に4つの試運転列車が走ったのは異例です。なお20日のクヤ31形の試運転(うち1往復)で同形式のパンタグラフが上昇していたため架線検測の試験を実施したものと思われます。4000形4066Fでは車輪交換に伴う試運転が異例の日没前後に実施されました。これは5000形5062Fの性能確認試運転はもちろんですが、クヤ31形は大野総合車両所での検査出場(と定期検測運転の復帰に向けた確認)、クヤ31形と3000形3277Fの試運転も重なった結果、日中時間帯での試運転ができなかったためと思われます。4000形は運用範囲が自社線全線だけでなく、東京地下鉄千代田線や東日本旅客鉄道常磐緩行線にまで及んでいるというのもありますが、同形式の車輪交換の頻度が多くなっているのが個人的に気がかりではありますね。