2022年11月23日、小田急電鉄3000形3651F(日本車両製造3次車8両固定編成)の種別行先案内表示器が前面部・側面部ともにフルカラーLED式に更新され運用されています。同形式の3次車以降の編成で種別行先案内表示器がフルカラーLED式に更新されるのは現在入場中の3000形リニューアル車を除くと初めてのことになります。
▲種別行先案内表示器が3色LED式からフルカラーLED式に更新された3000形3651F(日本車両製造3次車8両固定編成)。この形式のリニューアル車の種別行先案内表示器がフルカラーLEDとなれば、3000形の種別行先案内表示器の更新もあり得ることだろう。
3000形の種別行先案内表示器が3色LED式からフルカラーLED式となったのは2006年度以降に登場した日本車両製造7次車から中間増備車の10次車までの車両で、既存車両では1次車の全4編成・2次車全8編成のうちの3編成(いずれも6両固定編成)の合計7編成(42両)が種別行先案内表示器を3色LED式からフルカラーLED式に更新しており、種別行先案内表示器の更新でいえば2次車の3255F(6両固定編成)以来のことですが、3次車以降での更新は現在入場中のリニューアル車3編成(3265F・3266F・3268F)を除くと初めてとなります。なお10両固定編成に改造された12編成のうち、元6両固定編成から改造の5編成と元8両固定編成から改造の2編成(3081F・3082F)はもともとの改造種車が7次車・8次車であるため、種別行先案内表示器の更新の必要がなく、3083F(10両固定編成)以降の改造種車である元8両固定編成は5次車・6次車から改造されていますが、種車の8両についてはなぜか更新されていません。一部編成はリニューアルで種別行先案内表示器の更新が予想されますが、種別行先案内表示器を先に更新した編成はリニューアル対象にはならないということなのでしょうか。