2022年11月14日

【8251F以来の廃車に】小田急電鉄8000形8259F(6両固定編成)、廃車除籍処分へ

2022年11月11日の6203レ(向0933←宿0855・平日E19運用)をもって定期営業運転を離脱していた小田急電鉄8000形6両固定編成の8259Fが14日に空調装置、シングルアームパンタグラフ、ロゴマークなどの撤去作業を受けているようです。この編成は廃車除籍処分になるものと思われ、同形式6両固定編成では実にチョッパ制御更新車の8251F以来のこととなります。
▲11月11日の朝の運用をもって運用を離れ、ついに廃車除籍処分となった8000形8259F。2005年度にリニューアルされたが、相方は同形式最後のリニューアル車となった8059Fであった。なおこの編成は車内照明がLED式になることはなかった。
▲8000形8056Fは下り方デハ8106・クハ8156が大野総合車両所から旅立った。この次は8259Fのクハ8259・デハ8209が解体線に移され旅立つということになるだろうか。
▲追加導入が進む5000形(写真は5061F)。12月には5062Fも登場することとなっており、8000形の動きに注意が必要だ。

この編成は1984年に登場し、登場から約21年が経過した2005年度にリニューアル更新工事を受け、約38年間にわたって活躍しました。同編成以降のリニューアルからはボタンを2つ同時に押して戸開が可能になる戸閉解除スイッチが設置されていました。この編成の相方はこの形式で最後にリニューアル更新工事を施工された8059F(4両固定編成)でした。4両固定編成はおもに蛍光灯の編成、6両固定編成はおもに3色LED式の8000形を先に廃車とするのでしょうか。またこれと同時に、4両固定編成の8000形8056Fのデハ8106・クハ8156が大野総合車両所から北館林荷扱所へと陸送されました。同形式4両固定編成では初の廃車除籍処分となった8056Fの陸送作業完了により解体線が空くので、これからクハ8259・デハ8209を解体線に移動させる作業が始まりそうです。休車中の8055Fはいったいどうなるのやら…

【8000形の在籍状況】※2022年11月14日現在 全体…27編成132両/32編成160両
《4両固定編成》
運用中…14編成(56両)
8051F8052F8053F8054F8057F8058F8059F8060F8061F8062F8063F8064F8065F8066F
休車中… 1編成(  4両)
8055F
廃車済… 1編成(  4両)
8056F
《6両固定編成》
運用中…12編成(72両)
8252F8253F8254F8256F8257F8258F8260F8261F8262F8263F8265F8266F
廃車済…  4編成(24両)
8251F8255F8259F8264F