2022年11月9日、東日本旅客鉄道宇都宮線小山~黒磯間と日光線で運用されていた小山車両センター所属の205系600番台宮ヤマY6編成(クハ205-606以下4両)と宮ヤマY11編成(クハ205-611以下4両)が所属先から長野総合車両センターへ配給輸送されました。
▲205系600番台で『いろは』(宮ヤマY3編成)を除く最後まで残っていた日光色メルヘン顔の宮ヤマY6編成、湘南色原型顔の宮ヤマY11編成がついに帰らぬ旅へ。湘南色のメルヘン顔は11月2日に宮ヤマY2編成とともに配給輸送された宮ヤマY5編成の廃車をもって消滅した。
EF64形1030号機の牽引で配給輸送された宮ヤマY6編成・宮ヤマY11編成は廃車解体処分になるものと思われます。205系600番台の廃車はこれで11編成(44両)/12編成(48両)となり残るはジョイフルトレインである『いろは』のみ(宮ヤマY3編成)となります。これらの編成の廃車により、京葉線時代から現在まで長らく保たれていたメルヘン顔の日光色編成および湘南色編成、登場当時からの原型先頭車などが完全消滅となります。なお宮ヤマY11編成は埼京線からの転用車であり、川越車両センター所属時には6扉車組み込みの宮ハエ17編成を名乗っていました。最後まで残っていた各編成は撮影会に使用されていました。