2021年10月2日、東日本旅客鉄道大宮総合車両センター所属のE257系5500番台が武蔵野線吉川美南(JM-19)~青梅線奥多摩(JC-74)間の臨時快速列車『武蔵野・青梅奥多摩号』(9537M列車・9536M列車)で営業運転に入り、宮オオOM-51編成(クハE257-5508以下5両・元500番台千マリNB-08編成)が充当されました。
▲E257系500番台を改造した5500番台がついに営業運転に充当された。同車両は波動輸送向けなどに残存していた185系200番台などをすべて置き換えることとなっている。
E257系の波動輸送向け編成では5000番台宮オオOM-91編成(クハE257-5005以下9両)がすでに臨時特急などで営業運転に投入されていますが、5500番台は今回が初めての営業運転です。車内には一部座席を撤去して新設された荷物置き場と、車内防犯カメラが設置されている以外は改造種車の当時のままで存置されており、座席自体の交換や座席上方部の指定席販売状況を示すランプの設置などは実施されていません。なお5000番台のみ0番台時代と同様に普通車とグリーン車のサロハE257形が残されています。この5500番台は臨時特急『おうめ』に充当されることとなっており、今回の臨時快速列車と臨時特急列車でいきなり青梅線奥多摩まで入線する事態となりそうです。