2021年10月7日の東京都や千葉県など関東で発生した震度5強・5弱の地震の影響で8日も大幅にダイヤが乱れたため、9日には東日本旅客鉄道埼京線の土曜休日41運用の一部を相模鉄道12000系12102Fが代走しました。同編成は8日の運用時点で池袋(JA-12)に入庫していたようです。
▲土曜日朝早くの埼京線運用を代走した12000系12102F。同編成は池袋発の北行の1番列車である441K列車で出庫し、640K列車まで埼京線内で運用され新宿(JA-11)に到着後、折り返さず221M列車(相模鉄道本線内6221レ)の運用に切り替えられた。なおこのときの640K列車は相模鉄道直通の海老名(SO-18)行きとして案内された。
12000系12102Fは池袋発の北行1番列車である441K列車(赤0438←池0430)で出庫、赤羽(JA-15)発の南行1番列車である440K列車(赤0448→池0457)、541K列車(宮0549←池0512)、640K列車(宮0601→宿0642)と運用され、新宿2番線に到着後、北行に折り返さず221M列車→6221レ(海0813←宿0658)に入り(相模鉄道内では土曜休日72運用)、海老名から3120レ→120M列車(海0543→宿0644・相模鉄道内では土曜休日72運用)で新宿3番線に入線したE233系7000番台宮ハエ137編成に差し替えられ、同編成は641F列車(川0755←宿0651)に入りました。このため12000系12102F、E233系7000番台宮ハエ137編成ともに新宿を越えて別の列車番号で直通する形となりました。前者は種別行先案内表示器の内容から大宮から相模鉄道直通の海老名行きとして案内されていたので、最初から新宿での車両交換を見越しての措置だったものと思われます。12000系が定期営業運転のない池袋以北の埼京線で運用されるのは2019年(このときは12000系12101Fが各駅停車武蔵浦和(JA-21)行きに充当されたとき)以来のことです。
相模鉄道12000系が代走運用で埼京線に入線すると最遠でも大宮(JA-26)までとなっていて川越線には川越車両センターでの乗務員訓練関連での回送列車以外では入線していません。というのも川越線内から相模鉄道に直通する列車は朝の時間帯に限られており、日中時間帯のほとんどは東京臨海高速鉄道りんかい線の新木場(R-01)まで直通するため、12000系での運用が難しいためです。ただし同系列に種別行先自体は準備されています。