2021年10月25日

【4両オリジナルのラスト】小田急電鉄1000形1051Fの特別団体専用列車運転

2021年10月23日と24日に、小田急電鉄1000形1051F(4両固定編成)を使用した特別団体専用列車が多摩線唐木田(OT07)→小田原線新宿(OH01)→相武台前(OH30)間で運転され、相武台前からは海老名(OH32)まで回送のうえ、相武台前の構内留置線で撮影会も実施されました。
▲『団体専用』を掲出し4両固定編成の単独で多摩線と小田原線を駆け抜けた1000形1051F。折り返し地点の新宿では特急ロマンスカーが発着する2番ホームに入った。撮影会では懐かしの『湘南急行』運転開始ヘッドマークや『多摩急行』運転開始ヘッドマークが掲出された。
▲送り込み回送は大野総合車両所から鶴川(OH25)での待避を経て行われた。相武台前までの団体専用列車運転後は海老名まで回送のうえで折り返しとなった。途中でトラブルに見舞われるも無事に運転を終えたようである。

1000形1051Fは19日から22日まで箱根登山鉄道運用に充当されていて、22日は平日114運用で運用されていたため、入庫は所定の海老名検車区から大野総合車両所に変更され、大野総合車両所から送り込む形となりました。複々線区間では4両単独にもかかわらず急行線を走行し、新宿では特急ロマンスカーが発着する2番ホームに入線したほか、団体専用列車の運転後は海老名まで回送のうえ、4番ホーム折り返しで相武台前の構内留置線に入りました。なお24日は1051Fの送り込み回送が早まりました。これは1051Fが客扱いの上で一旦喜多見検車区唐木田出張所の構内に入る行程が入っていたためです。

相武台前での撮影会では快速急行の前身ともいえる『湘南急行』運転開始のヘッドマークや東京地下鉄千代田線直通列車の優等種別であった『多摩急行』運転開始のヘッドマークが掲出され、種別行先方向幕では4000形以外ではありえない『通勤準急 綾瀬(C-19)』を掲出したほか(通勤準急はすべて千代田線直通列車だが、それ以外の形式でも幕自体の準備はされているようである)、『快速急行 箱根湯本(OH51)/片瀬江ノ島(OE16)』(上段に箱根湯本、下段に片瀬江ノ島と2段表示)を表示し(相模大野(OH28)で分割し、箱根湯本または片瀬江ノ島まで行く快速急行自体が存在しない)、ファンを大いに楽しませました。

11月の特別団体専用列車では6両固定編成(1251F・1253F・1254F)を同伴して充当される予定となっています。同一番号では1051Fの相方となることが多かった1251Fか、それ以外の編成かが注目されます。

ちなみに1000形1051Fですが、次の特別団体専用列車の充当は11月3日までないので、それまでは箱根登山鉄道の運用(平日・土曜休日ともに111運用~114運用の4運用)に2ターン分入ることができそうですね。2日に114運用(かつ海老名検車区入庫)になるように計算していると考えると、3日には海老名検車区で箱根登山鉄道運用終了後に6両固定編成と組んで充当ということが考えられますね。