2021年10月29日

【史上初のペア】小田急電鉄クヤ31形と8000形8066F(4両固定編成)が連結して試運転を実施

2021年10月29日、小田急電鉄クヤ31形が2代目の電源供給車となった8000形8066F(クハ8066+デハ8016+デハ8116+クハ8166)を連結して小田原線相模大野(OH28)~小田原(OH47)で試運転を実施しました。クヤ31形と8000形の連結および両者の組み合わせでの試運転はこれが初めてのことです
▲定期検測運転に使用されるクヤ31形が2004年の検測運用開始以来、初めての組み合わせとなったクヤ31形(写真1枚目の手前1両)と8000形8066F(写真2枚目)。ちなみに8000形8065F・8066Fは1000形1051Fの代替となる2代目の電源供給車である。
▲2代目の電源供給車となった8000形8065F・8066Fにはジャンパ線受が設置されスカートに穴が開けられている(写真右側)。

今回の試運転ではクヤ31形の下枠交差式パンタグラフが上昇しているため、架線検測を想定した試運転と思われます。架線検測を行わない場合はクヤ31形の下枠交差式パンタグラフが下がっているので、見かけた際にはクヤ31形のパンタグラフにも注目しましょう。クヤ31形は検査明けできれいになり、8066Fはクハ8066の車輪交換明けとなっているほか、8065Fが8265Fと組んで運用中であったために、車輪検査実施で単独となっていた8066Fが試運転の相手になったものと思われます。この際にクヤ31形の連結器が8000形との連結に対応するために2段化されているものと思われます。今度の定期検測列車で電源供給車として8000形8065Fまたは8066Fがデビューすることになりそうですね。

【クヤ31形と8000形8066Fの組成】※左側が新宿(OH01)方
クハ8066+デハ8016+デハ8116+クハ8166+クヤ31